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電気工事施工管理技士の受験資格、申込~受験~免状取得までの流れ2023年版

電気工事施工管理技士の受験資格、申込~受験~免状取得までの流れ2023年版

電気の資格に詳しい人
・電気工事施工管理技士になるまでの流れ
・試験の特徴
・申込期間
・受験資格
・試験内容と難易度
・申込方法と手数料
・受験地
・試験日程
・合格後の免状取得

電気工事施工管理技士を取ろう、取らなきゃいけない人に最初に電気工事施工管理技士って言われても、「いつ試験があるのか?」、「受験資格は?」、「どうやってなるの?」などわからないことが多い。

そんな人のために「電気工事施工管理技士になるまでの流れ」を元に試験の特徴からいつくらいに申し込んで、受験資格に該当するのか、試験内容と難易度、申込方法と手数料、受験地、試験日程、合格後の免状取得までを説明します。

この記事は電気工事施工管理技士になるためにはどうしたらいいか、どういう流れなのか、試験はどんな試験か、申込方法は、など知りたいことを網羅した内容になっています。ぜひ読んでみてください。

一次検定と二次検定があります。一次検定合格後、電気工事施工管理技士補となると、二次検定を受験できます。施工管理技士補の有効期限、受験回数の制限はなく、一度取ってしまえば二次検定合格は何年後でもOK!!!

実務経験が必要な資格で受験資格は細かく決まっています。自分が該当するかどうかよく調べましょう。
申込はほとんどの場合は書面申込に限定されるので注意してください。
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電気工事施工管理技士になるまでの流れ

電気工事施工管理技士になるための流れ

電気工事施工管技術検定試験で一次検定と二次検定があります。

一次検定は以前の学科試験、二次検定は以前の実地試験です。

1級は一次検定合格後、1級電気工事施工管理技士補となると、二次検定を受験できます。

施工管理技士補の有効期限、受験回数の制限はなく、一度取ってしまえば二次検定合格は何年後でもOK!!!

 

2級電気工事施工管理技士

2級電気工事施工管理技術検定試験は一次検定+二次検定申込の場合は一次検定を午前中に受験して午後から二次検定を受験します。

必ずしも一次検定合格者が二次検定を受けるわけではありません。一次検定と二次検定両方とも1日で受験できるので合格すれば1回で済みます。

一次検定を合格すれば、翌年以降は二次検定のみでOK。

 

電気工事施工管理技士試験の特徴

一次検定、二次検定の2段階に分かれていること

一次検定合格後の受験回数や有効期間の縛りはないので1度合格してそれから二次検定対策に取り組むのも一つの方法です。

受験資格が細かく決まっていて、実務経験がなければ受けられません。

実際働きながら資格を取るのが一般的で勉強時間の確保で苦労する受験生が多い。

 

申込期間

一次検定のみ、一次+二次検定、二次検定のみの申込3パターンあります。

1級

申込は3パターンとも

1月下旬~2月中旬が申込期間です。

 

2級

申込は

上期は一次検定のみ

上期は1月下旬~2月中旬が申込期間です。

 

下期は一次検定+二次検定、一次のみ、二次のみ

7月上旬~7月下旬が申込期間です。

 

受験資格

電気工事施工管理技術検定は誰でも受験できる試験ではありません。

実務経験が求められますが、1級と2級で受験資格が違います。

 

1級電気工事施工管理技士の受験資格

一次検定+二次検定を申込場合の受験資格です。

学歴または資格実務年数
指定学科指定学科以外
大学、専門学校の「高度専門士」卒業後3年以上卒業後4年6カ月以上
短期大学、高等専門学校(5年生)、専門学校の「専門士」卒業後5年以上卒業後7年6カ月以上
高等学校、中等教育学校(中高一貫校)、専門学校の「専門課程」卒業後10年以上卒業後11年6カ月以上
その他(学歴問わず)卒業後15年以上
第一種、第二種または第三種電気主任技術者免状の交付を受けた者6年以上(交付後ではなく、通算での実務経験年数)
第一種電気工事士免状の交付を受けた者実務経験不問
2級電気工事施工管理技術検定第二次検定合格者合格後5年以上

第1種電気工事士の免状交付を受ければ実務経験不問ですが、第一種電気工事士の免状取得は実務経験3年以上必要です。

 

2級電気工事施工管理技士で実務年数5年未満の者は

短期大学、高等専門学校(5年制)、専門学校の「専門士」卒業後3年以上卒業後9年以上
高等学校、中等教育学校(中高一貫校)、専門学校の専門課程卒業後9年以上卒業後10年6カ月以上
その他(学歴問わず)卒業後14年以上

 

実務経験などについて詳しくは「電気工事施工管理技士の受験資格と実務経験、合格後の監理技術者講習について」を参考にしてください。

 

必要書類

大学、高等専門学校、高校などの学歴を問われる場合は卒業証明書の提出が必要です。

実務経歴証明書が必要となるので会社と相談して作りましょう。

実務経験1年以上の指導監督的実務経験を含むことが必要なので注意しましょう。

電気主任技術者と電気工事士の免状で受験する場合は免状のコピーが必要です。

 

一次検定のみの申込

2級電気工事施工管理技術検定第二次検定合格者は実務経験関係なく、一次検定のみの受験はできます。

 

二次検定のみの申込

  • 令和2年度までの学科試験合格者で有効期間内の者
  • 令和3年度以降の第一次検定合格者で受験資格を有する者
  • 本年度第一次検定合格者
  • 技術士法による技術士の第二次試験のうちで技術部門を電気電子部門、建設部門又は総合技術監理部門(選択科目が電気電子部門又は建設部門)に合格した者で上記の受験資格を有する者

に限られます。

以前の1級電気工事施工管理技術試験の学科試験合格者の有効期限は合格通知書に記載されています。

 

2級電気工事施工管理技士の受験資格

一次検定+二次検定を申込場合の受験資格です。

学歴または資格実務年数
指定学科指定学科以外
大学、専門学校の「高度専門士」卒業後1年以上卒業後1年6カ月以上
短期大学、高等専門学校(5年生)、専門学校の「専門士」卒業後2年以上卒業後3年以上
高等学校、中等教育学校(中高一貫校)、専門学校の「専門課程」卒業後3年以上卒業後4年6カ月以上
その他(学歴問わず)8年以上
第一種、第二種または第三種電気主任技術者免状の交付を受けた者1年以上(交付後ではなく、通算での実務経験年数)
第一種電気工事士免状の交付を受けた者実務経験不問
第二種電気工事士免状の交付を受けた者1年以上(交付後ではなく、通算での実務経験年数)

 

実務経験などについて詳しくは「電気工事施工管理技士の受験資格と実務経験、合格後の監理技術者講習について」を参考にしてください。

 

必要書類

大学、高等専門学校、高校などの学歴を問われる場合は卒業証明書の提出が必要です。

実務経歴証明書が必要となるので会社と相談して作りましょう。

電気主任技術者と電気工事士の免状で受験する場合は免状のコピーが必要です。

 

一次検定のみの申込

17歳以上であれば誰でも可能です。

 

二次検定のみの申込

  • 令和2年度までの学科試験合格者で有効期間内の者
  • 令和3年度以降の第一次検定合格者
  • 技術士法による技術士の第二次試験のうちで技術部門を電気電子部門、建設部門又は総合技術監理部門(選択科目が電気電子部門又は建設部門)の合格者

に限られます。

以前の2級電気工事施工管理技術試験の学科試験合格者の有効期限は合格通知書に記載されています。

 

指定学科

指定学科は電気系学科のイメージですがそれ以外の学科でも認められています。

電気系以外にも、機械工学、土木、電気通信、建築なども細かく認められています。

詳しくは「受検の手引き」を参考にしてください。

 

試験内容と難易度

試験は一次検定と二次検定からなります。

 

一次検定

一次検定は以前の学科試験です。

問題は四肢択一式または五肢択一式。問題も12問中8問解答というように選んで解く問題がほとんどです。

絶対に解答しなければいけない問題は2級で5問(全部で40問解答)、1級は15問(全部で60問解答)

6割正解できる(2級で24問、1級で36問)と合格できると言われます。

自分が解ける問題を選んで確実に正解するのが大切です。

 

内容は電気工学等(電気工学、電気設備、関連分野)、施工管理法、法規です。

詳しい問題分析は

2級電気工事施工管理技士【過去問分析】

を参考にしてください。

 

勉強するときに通信講座、講習会を考えているなら

1級電気工事施工管理の通信講座、講習会の一覧

2級電気工事施工管理の通信講座、講習会の一覧

をそれぞれ参考にしてください。

 

二次検定

二次検定は以前の実地試験です。

実地試験と言っても現地でどうこうする試験ではなく、論述式、記述式試験になります。

問題は5問、全問解答です。

内容は一次検定と同じ電気工学等(電気工学、電気設備、関連分野)、施工管理法、法規です。

 

詳しい問題分析は

2級電気工事施工管理技士【過去問分析】

1級電気工事施工管理技士【過去問分析】

を参考にしてください。

 

勉強するときに通信講座、講習会を考えているなら

1級電気工事施工管理の通信講座、講習会の一覧

2級電気工事施工管理の通信講座、講習会の一覧

をそれぞれ参考にしてください。

 

難易度

電気工事施工管理は難関資格ではありません。勉強すれば合格できる資格です。

1級と2級の合格率をみてみましょう。

 

1級電気工事施工管理合格率

1級電気工事施工管理合格率

一次検定合格率が35-55%、二次検定合格率が58-73%で年によって違いますが、一次検定で3人に1人、二次検定は2人に1人合格できるのできちんと勉強すれば合格できます。

 

2級電気工事施工管理合格率

2級電気工事施工管理合格率

一次検定合格率が54-67%、二次検定合格率が39-57%で年によって違いますが、一次検定で4割、二次検定は2人に1人以上合格できるので頑張って勉強しましょう。

 

申込方法と手数料

申込はインターネット申込と書面申込があります。

 

申込方法

ただし、新規申込は基本書面申込のみです。

1級は一次検定のみ、一次+二次検定の新規申込は書面申込のみです。

二次検定のみの申込、技術士の第二次試験合格者はインターネット申込、書面申込両方ともできます。

再受験の場合はインターネット申込、書面申込両方ともできます。

 

2級の新規申込は書面申込のみです。

ニ次検定のみ、一次+二次検定の再受験はインターネット申込、書面申込両方ともできます。

 

基本的に書面申込と考えましょう。

 

必要書類

全員必要な書類

  • 受検申請書
  • 住民票(住民票コードを記入した場合は不要)
  • パスポート用証明写真1枚
  • 受検手数料の振替払込受付証明書

 

受験資格によって必要な書類

  • 資格証明書(合格証明書、免許証明書等)の写し
  • 卒業証明書(原本)
  • 実務経歴証明書

 

手数料

1級電気工事施工管理技術検定

第一次検定13,200円
第二次検定13,200円

 

2級電気工事施工管理技術検定

第一次検定6,600円
第二次検定6,600円
第一次+第二次検定(同日受検)13,200円

 

願書は1部600円(消費税込み)で販売です。

インターネット販売と窓口販売があります。

インターネット販売では願書代金のほかに次の送料・手数料をかかります。

窓口販売の販売先一覧はこちら

 

受験地

1級電気工事施工管理技術検定は

札幌・仙台・東京・新潟・名古屋・大阪・広島・高松・福岡・沖縄です。

全国10都市で受験できます。

 

2級電気工事施工管理技術検定は

札幌・青森・仙台・東京・新潟・金沢・名古屋・大阪・広島・高松・福岡・鹿児島・沖縄です。

2級のほうが3都市が試験地は多いんです。

なお、学生は「帯広・盛岡・秋田・長野・出雲・倉敷・高知・長崎」で第一次検定のみ受検の申込を受け付けます。

この試験地で受検をご希望の場合は、「個人申込」ではなく「学校申込」にて手続きです。

 

試験日程

1級と2級で若干違います。

2級のみ前期申込で一次検定のみ受験できます。

 

1級電気工事施工管理技術検定

申込1月27日(金)~2月10日(金)

新規申込は書面での申込のみ

書面申込の締切は2月10日の消印有効

インターネット申込は、1月27日9:00~2月10日23:59(再受検のみ)

一次検定6月11日(日)
二次検定10月15日(日)

一次検定のみ、二次検定のみの申込も同じ日程です。

※当年度1次検定合格者の2次検定受検手数料払込受付開始は1次検定合格後です。

 

2級電気工事施工管理技術検定

前期後期
申込1月27日(金)~2月10日(金)

申込の締切は2月10日の消印有効

前期は第一次検定のみ受検で書面申込のみです。

7月14日(金)~7月28日(金)

新規受講者は書面申込のみ

書面申込の締切は7月19日の消印有効

インターネット申込:6月30日(金)9:00~7月28日(金)23:59(再受講のみ)

一次検定6月11日(日)11月12日(日)
二次検定11月12日(日)

二次検定のみの申込は後期の日程です。

2級電気工事施工管理技術検定は一次検定を午前、二次検定を午後の開催です。

 

合格後の免状取得

一次検定のみの合格者、二次検定まで合格できた人は国土交通省へ交付申請手続きに行うことによって、国土交通大臣より『合格証明書』(技士の証明書)が交付されます。

手続き方法の詳細については、合格通知書にてご確認ください。

合格証明書はこんな感じの紙製です。他資格の免状だと思ってください。

合格証明書

出典:技術検定合格証明

 

申請先は

新規交付は全て

国土交通省関東地方整備局

で行っています。

再交付や書換申請は各地方整備局での申請になります。

 

合格証明書の発行も済んだら、監理技術者講習も受講しましょう。

管理者講習について詳しくは「電気工事施工管理技士の受験資格と実務経験、合格後の監理技術者講習について」を参考にしてください。

 

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