どうしても一発、独学で合格したい
でも、どうしたらいいかわからない。そんな人に独学で一発合格できる方法を紹介します。
【注意】この方法は合格を保証するものではありません。
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学習スタートレベルのレベルと対象の人
電験三種の試験をどうしても独学でできれば一発で合格したいという人のために
学習レベルは初学者で電気のことは全くわからない、数学も忘れたという人。働いている人も対象ですがどれだけ勉強時間を確保できるかが大切です。
最初に私は初学者に関しては勉強し続けるモチベーションの維持の大変さ、勉強期間の長さ、勉強時間の多さから通信教育をおススメしています。
ただ、予算の問題や住んでいる場所、インターネットの環境その他の条件でどうしても独学という人がいます。
独学の問題点
- 勉強を続けることの難しさ
- 試験勉強をし続けるのが孤独
- モチベーションを保つのが難しい
- わからないことを聞ける人がいない
- 最初達成感を感じるまでのステップが長い
などが挙げられます。
勉強をし続けるためにはどうするか
電験三種は合格するまでに1000時間勉強が必要と言われます。そのため1000時間勉強する期間は長期間に及ぶため、いかに勉強を続けるかがポイントです。
孤独であることには勉強の仲間を作ること、例えば近くの図書館で勉強している人を見つけ親しくなる、SNSで勉強していることを発信して仲間を見つけるなど
大切なことは勉強の仲間を見つけることでその人たちと親しくなって勉強の妨げとなることはダメですが相談できる相手を見つけるのは良いですね。
いかに続けるためのモチベーションを保てるかが大切です。
モチベーションをどう保つか
電験のように難関資格だと合格までに必要な勉強時間が多く、途中で気持ちが切れてしまうなどモチベーションを保つのが難しいです。
何がモチベーションとなるかは人それぞれ違います。
できることが増える、合格体験記を読む、可視化する、公言する、人からの応援などが挙げられます。
色々と試してみるのがいいでしょう。
毎日勉強を見えるようにして例えば毎日の勉強時間をカレンダーに書く、Twitter等のSNSで毎日の勉強内容と勉強時間を書き込んでいく(反応が出るようになるので意外とモチベーションになります)など。
わからないことは?
わからないことを聞ける人が身近にいると良いですが、聞ける人がいないのはインターネットや参考書などで調べるのがいいです。
一旦飛ばして後から勉強しなおすとわかることも多いので一旦飛ばすというのも選択肢の一つです。
注意点
電験の勉強は長い時間が必要なので、達成感を感じられるまでのステップが長い
電気数学から勉強をはじめるとどうしても達成感を感じられるのは理論をある程度勉強したときです。電気数学勉強しただけでは過去問は解けません。
それまでに勉強を挫折してしまっては意味がありません。
具体的な勉強法
知識のない状態で勉強をし始めると最初の段階でつまづきやすいのが理論です。
いきなり電気数学から理論の勉強をはじめたとき、理論の内容の抽象性でわかりにくいと思ってしまいます。
電験三種の場合、暗記で得点を得やすい電力を覚えて達成感を感じるのも一つですが、理論や、電気数学から逃れることはできませんし、あとから電力をもう一度勉強することになるのであまりいい方法とは言えません。
電験三種ではなく、電気の基本から電気数学の求められるレベルを落として、第2種電気工事士の勉強からはじめるのはいいでしょう。
第2種電気工事士の試験内容で電気の基礎理論、配線理論、接地工事、検査方法、法令等を勉強します。
第2種が終わると第1種電気工事士試験の内容を勉強します。
電気工事士の勉強によって電気の基礎段階の知識ができますから電験の勉強をはじめるときのハードルが下がります。遠回りに見えて電気工事士の試験勉強をするのは電気の基礎知識を身につけることは近道となりえます。
電気工事士の試験内容ができるようになることで達成感を感じやすいです。難易度も低いので取っつきやすく、電気工事士は受験者も多いので
独学だとわからないことを聞けない、最初は達成感を感じにくいためどうしても勉強が辛くなりやすいです。それを電気工事士の試験勉強からはじめると電験三種の最低限必要なステップとなるので、そのようなデメリットを感じにくくなります。
電気工事士試験の勉強をするメリット
- 電気工事士試験の内容から勉強をはじめるのは達成感を得やすいから。電気工事士試験の問題は繰り返し出題されている問題ばかりで出題範囲も狭い、そのため過去問を何度か解くと点数を稼げるようになるため達成感を感じやすい。
- その後電験の勉強をはじめると電気数学の勉強内容も少なくて済みますし、全ての科目で勉強する内容を減らすことができます。できることがあるので過去問に取り組んでもわかる問題があります。
わからないこと、知らないことは勉強しますが、わかることがあり増やしていけるという段階までハードルを下げられることに電気工事士試験の勉強をする目的です。
いきなり電験の勉強をすると量の多さに圧倒されます。テキストだけで理論は350ページとかありますから。
デメリット
- 分かっている人にとってはそもそも勉強しなくていい分野。電気について学んだことがある人は電気工事士試験の勉強はいらない。
- 電験との出題範囲が重ならない分野、例えば配線問題や器具の名称などはあるので無駄が発生する。
勉強する範囲を下記のように絞ることが大切です。
第2種電気工事士だと配線の図記号、工具や器具の名称、工事方法などは勉強しなくていいでしょう。
勉強すべき範囲は電気の基礎理論と法令と検査方法。
第1種電気工事士は自家用工作物の検査、電気機器と電気応用(電動機、同期機、変圧器、照度など)、発電・送電・変電設備、電気の基礎理論は勉強しておくところ。
問題集を使い倒そう
独学で勉強するときにテキストを読んで定理を理解することに優先順位を置くのはやめましょう。
ノートを作るのも時間の無駄です。それよりはテキストに書き込んだ方がいい。
テキストをざっくり読んで過去問を解く、解説を読んで理解する。これを繰り返して勉強するのがおススメ。最初はわからないかもしれませんが、何度も問題を解くうちに覚えていくので徐々に解けるようになります。
最も大切なこと
数学を覚えていない、電気のことは全くわからない、そんな人でかつ働きながら電験三種合格を目指すときのハードルはとても高いです。
どんなに優れた勉強法、テキストで勉強したとしてもある程度の勉強時間がないと合格できません。
合格するには勉強時間が必要で電験三種は1000時間と言われています。
個人差があるので1000時間以上必要な人もいますが、1000時間勉強すれば一発で初学者も合格できるとされます。
1000時間を目標に勉強スケジュールを立てることをおススメします。
仮に1年間勉強期間を取ると52週、1000時間で週20時間の勉強時間。平日に毎日2時間、土日で合計10時間。このくらいが現実的にできる勉強時間になります。
期間が6カ月となると週39時間と合格へのハードルは高くなります。
電験三種を一発で合格するなら1000時間の勉強時間が必要です。そして勉強を試験までの数か月間し続けること。それだけ勉強が必要で諦めずに毎日地道に勉強し続けることこそ合格への近道です。