コロナ禍で講習会を集合して会場で行うだけでなくオンラインで開催されるケースも増えてきました。
オンラインでの講習会はどんな特徴があって、会場での講習会との違い、通信教育との違いから
お得なのか、考えていきます。
オンライン(web)講習会はどんなもの
web上で講習会を視聴者に配信することで、自宅のパソコンなどで視聴できます。
オンライン講習会は以前は会場での講習会を行っていたがコロナ禍でオンラインを行うようになった講習会のこと。
通常の講習会と異なり会場に行く必要がなく、自宅やカフェなど身近でリラックスできる場所で講習会を見ることができます。
ライブ配信と録画配信の2つ。
ライブ配信は実際に開催されている講習会の映像をライブで配信するため、時間を合わせなければなりません。ただ、リアルタイムで配信されるためほかの人の反応があるなど臨場感があります。
録画配信は配信された映像を期間を決めてweb上で都合のいいときに見ることができます。自分だけで映像を見るため、通信教育と変わらない。
オンライン講習会は実際の講習会の映像をライブ、録画の両方で配信する形が多くなります。
会場での講習会とオンラインの比較
会場での講習会 | オンライン | |
メリット | モチベーションアップ、気分転換 | ライブ配信以外に自分の都合がいいときに配信をみることができる |
デメリット | 会場に行く(特に遠方の場合費用が高額) | 気持ちが切れてしまうと映像を見れず、溜まってしまう |
会場での講習会と比べ、時間に融通が効くなど通信教育と同じようなメリットがあります。
オンライン講習会のメリット
- 会場まで行く必要がない。
- 自宅やカフェなどのリラックスできる環境で視聴できる。
- ライブ配信だと会場の臨場感などを味わうことができる。
- 録画配信は都合のいいときに視聴できる。
- 映像を止めてわからないところを確認しながら、何度も見返すなどオンラインならではの勉強ができる。
オンライン講習会のデメリット
- 会場にいくことで勉強しなければならなかった会場での講習会に比べ、勉強しなければいけない環境にならない。
- 一人で勉強するためモチベーションアップ、気分転換にならない。
- 録画配信だと通信教育の配信と変わらない。
- 会場に比べその場で質問してもすぐ解答があるわけではない。
通信教育とオンライン(web)講習会の比較
オンライン講習会は録画であれ、ライブでの配信であれ、通信教育と被ってしまう。
オンライン講習会は以前は会場での講習会を行っていたがコロナ禍でオンラインを行うようになった講習会が多いです。
オンライン講習会メリット、デメリットを検討したとき、通信教育との違いがなくなった。
通信教育の特徴
通信教育は映像配信(またはDVD)を自分のペースで勉強する。誰かに教えてもらえることはメリット、わからなければ映像を止めて勉強できるのはいい。
メリット | 映像の配信やDVDでの学習なので自分のペースで進められる サポート期間が2年など長いものが多い 質問ができる |
デメリット | 自分で勉強のやる気を起こすしかないため一度勉強をやめると再開するのが難しい スケジュール管理を自分でするしかない |
オンライン講習会と通信教育の共通点
映像を配信して都合のいいときに見て勉強するので自分のペースで進められる。
勉強をするかは個人の意思任せになっているので動画が溜まってしまうことがある。
自分で学習スケジュールを立てる。
オンライン講習会と通信教育の違い
オンライン講習会はライブ配信が行われているが、通信教育の多くは録画した映像の配信。
サポート期間がオンライン講習会は映像を見ることができる期間が数カ月と短いが通信教育は1-2年と長い。
オンライン講習会と通信教育はほとんど同じものになってしまう。
金額面でオンライン講習会と通信教育の比較(電験三種)
オンライン講習会 | 通信教育 | |
4科目一括 | 電験塾佐藤教室 216,000円 能力開発研修センター 148,500円(電気数学あり) オーム社 99,000円 | TAC 280,000円(電気数学あり) 翔泳社アカデミー 168,300円(電気数学あり) SAT 119,680円(電気数学あり) |
各社価格設定が大きく異なるわけではなく金額はオンライン講習会のほうが多少安く価格設定がされているが、通信教育と差が大きいわけではない。
サポート体制比較
オンライン講習会 | 通信教育 | |
サポート体制 | 動画視聴期間は最長でも1年 試験時で視聴期間が終了する場合もある | 期間は1年 TACは自習室を使える 翔泳社アカデミーは電話サポートは1年、メールサポートは2年 SATはZOOMでのフォロー |
学習サポート体制は通信教育のほうが整っている。
通信教育各社は問題演習に特化したコースやテーマに沿ったコースが用意されている。
まとめ
オンライン講習会は従来の会場での講習会に比べ、会場に行く必要がない、いつでも都合がいいときに動画視聴して勉強できるなどメリットはある。
ただし、オンライン講習会は通信教育と被ってしまうことが多くなった。
通信教育と比較すると、金額は少し安いかほとんど変わらないくらい。
サポート体制は通信教育のほうが手厚く各社それぞれ特徴があるが、オンライン講習会は長くても動画視聴期間が1年、短い場合は2-3か月で試験終了時に動画視聴期間が終わる場合もある。
オンライン講習会は通信教育と比較すると見劣りする部分があり、通信教育を選んだ方がいい。