・一次検定、二次検定がどのくらいの頻度で出題されるのか
・それぞれ過去問何回分勉強すれば良いのか
・2級電気工事施工管理検定の難易度
・勉強法の紹介
・勉強を続けるために
・復習の大切さ
・勉強計画を立てよう(一次検定、二次検定)
・一次検定と二次検定の具体的な勉強法
・おすすめの問題集とテキスト
2級電気工事施工管理技士の勉強どうしたら良いかわからず悩みます。「仕事で必要なのにどんな勉強を、どれだけやれば良いんだよ」
そんなあなたのために2級電気工事施工管理検定の過去問を分析して、「何年分勉強すれば良いのか」、「どういう勉強法があるのか」、「時間がない中どう勉強時間を捻出すればいい?」、「どんな問題集が良いの?」、「勉強が続かない」そんな悩みを一発で解決できます。
この記事では、なぜ過去問を勉強するのか、一次検定、二次検定がどのくらいの頻度で出題されるのか、それぞれ過去問何回分勉強すれば良いのか、2級電気工事施工管理検定の難易度、勉強法の紹介、勉強時間のサイクル、勉強を続けるために、復習の大切さ、勉強計画を立てよう(一次検定、二次検定)、一次検定と二次検定の具体的な勉強法、おすすめの問題集とテキストなどを書いています。
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過去問を勉強するのがおすすめな理由
実際の問題は何度も同じ問題が出題されます。
同じ問題が出題されるから過去問を勉強するのが効率的です。
何度も同じ問題が出題されている例
令和4年下期と平成30年下期にほぼ同じ問題が出題されています。
ほかにも
同じ問題が出題されています。
過去問からどのくらい出題されるか
「【過去問分析】2級電気工事施工管理技士試験は過去問どれだけ勉強すれば合格できる??」に詳しく書かれています。
一次検定と二次検定それぞれ全体と分野ごとに直近3回、5回、9回で各年何問出題されたか見ていきます。
一次検定全体
64問出題、解答数60問
3回 | 5回 | 9回 | |
令和5年(2023年)上期 | 21問 | 40問 | 48問 |
令和4年(2022年)下期 | 13問 | 28問 | 50問 |
令和4年(2022年)上期 | 20問 | 40問 | 51問 |
解答数は40問、6割で合格なので24問正解。
過去5回分の過去問を勉強すれば十分に思いますが、分野ごとにみていきます。
電気工学
電気工学は電気理論、電気機器、電力系統、電気応用から出題されます。
No.1~12までの12問のうち8問解答しなければいけません。
3回 | 5回 | 9回 | |
令和5年(2023年)上期 | 3問 | 6問 | 10問 |
令和4年(2022年)下期 | 3問 | 5問 | 11問 |
令和4年(2022年)上期 | 4問 | 6問 | 10問 |
電気工事士試験と同じような問題や電気の基本について知っていれば解けるような問題が多い。
8問解答なので直近5回分勉強すれば5-6問正解できます。
6割正解(5問)できれば合格できるので合格ラインには達します。
余裕はありませんが、2級電気工事施工管理の問題は明らかに間違いとわかる問題が用意されているので落ち着いて問題を解くことが大切です。
実際の問題でも
真空遮断器と言っているので間違っているのは
「2」の圧縮空気をアークに吹き付け
という選択肢なのはわかります。
電気設備
電気設備は発電設備、変電設備、送配電設備、構内電気設備、電気通信、電車線、その他の設備から出題されます。
No.13~31までの19問のうち10問解答しなければいけません。
3回 | 5回 | 9回 | |
令和5年(2023年)上期 | 5問 | 10問 | 13問 |
令和4年(2022年)下期 | 6問 | 9問 | 18問 |
令和4年(2022年)上期 | 4問 | 8問 | 15問 |
出題内容は第1種電気工事士試験と同じレベルの問題も多い。
出題数が19問で解答数が10問、6割正解(6問)という合格ラインは直近5回分の過去問を解けば十分。
3回分だと6割正解もできない年もあるのでやめた方が良い。
関連分野が得点しにくいので得点源にしたいので5回分勉強しましょう。
仕事が内線関係で発電設備などはわかるけど、電車線はさっぱりわからないという人は電車線分野を捨ててしまっても良いでしょう。
余裕はありませんが、2級電気工事施工管理の問題は明らかに間違いとわかる問題が用意されているので落ち着いて問題を解くことが大切です。
関連分野
関連分野は機械設備関係、土木関係、建築関係から出題されます。
No.32~37までの6問のうち3問解答しなければいけません。
3回 | 5回 | 9回 | |
令和5年(2023年)上期 | 3問 | 5問 | 6問 |
令和4年(2022年)下期 | 1問 | 2問 | 4問 |
令和4年(2022年)上期 | 2問 | 2問 | 4問 |
土木工事や建築工事から一部出題されるのでそもそもの出題範囲が広大で過去問からあまり出題されたことがないとなることも…。
土木、建築の施工管理士を勉強中あるいは取得済みの人だと少し勉強すれば得点できるので得点源となります。
ただ、初学者には解答数が3問と少ないのである程度勉強してそれ以上深入りしないほうが正解。
過去問は5回分勉強すれば合格ラインの6割正解(2問)には達するので、5回分勉強すれば良し!!!
設計・契約
設計・契約は選択問題ではなく、必答問題です。
No.38の1問解答しなければいけません。
3回 | 5回 | 9回 | |
令和5年(2023年)上期 | 0問 | 0問 | 0問 |
令和4年(2022年)下期 | 0問 | 0問 | 0問 |
令和4年(2022年)上期 | 0問 | 0問 | 1問 |
図記号、文字記号、名称等の組み合わせ問題で、「JEM」、「JIS」の規格から出題されます
必答問題ですが、5回分は勉強しましょう。5回分で出ていない問題が出題されたときは捨ててしまってOK。
必答問題なので時間がある人は9回分勉強したほうが良いでしょう。
施工管理法
施工管理法は施工計画、工程管理、品質管理、安全管理、工事施工と応用問題から出題されます。
No.39~42までの応用問題は4問全部解答しなければいけません。
No.43~52までの10問のうち6問解答しなければいけません。
(No.39~42)
3回 | 5回 | 9回 | |
令和5年(2023年)上期 | 2問 | 3問 | 3問 |
令和4年(2022年)下期 | 1問 | 2問 | 2問 |
令和4年(2022年)上期 | 2問 | 3問 | 3問 |
No.58~63の応用問題は五肢択一式です。ほかは四肢択一式。
(No.43~52)
3回 | 5回 | 9回 | |
令和5年(2023年)上期 | 2問 | 6問 | 7問 |
令和4年(2022年)下期 | 0問 | 5問 | 8問 |
令和4年(2022年)上期 | 1問 | 5問 | 9問 |
施工管理法は初学者にとっては何のことかさっぱりわからない人が多い。
実務と関係が深い分野も多く、きちんと勉強すれば誰でも得点できる分野です、似た問題が多いのできちんと勉強すれば得点源にできます。
土木や建築等の施工管理技士の勉強中、取得済みの人であれば簡単に得点できる分野です。
5回分解けば応用問題、その他含めて大体解けるでしょう。
No.39~42は必答問題ですが5回分勉強すれば2-3問正解できるので5回分は絶対に勉強しましょう。
No.43~52は選択問題で6問解答で4問正解できればいいので5回分勉強すれば合格ラインに達します。
必答問題があるので余裕があれば9回分の過去問を解きましょう。
法規
法規は建築業法、電気事業法、建築基準法、消防法、労働安全衛生法、労働基準法、その他関係法規から出題されます。
No53~64までの12問のうち8問解答しなければいけません。
3回 | 5回 | 9回 | |
令和5年(2023年)上期 | 6問 | 8問 | 9問 |
令和4年(2022年)下期 | 2問 | 5問 | 8問 |
令和4年(2022年)上期 | 7問 | 8問 | 9問 |
法規は知っているか否か、建設業法などは仕事していると知っている、当たり前な問題もあって簡単です。
6割(5問)正解できれば合格できるので、5回分の過去問を勉強すれば十分です。
実務でわかる問題もあるので落ち着いて解きましょう。
出典:令和4年後期2級電気工事施工管理No.54 過去問より
標識内容なので現場で見ていればわかりますし、実務上知っていて当然といえる問題です。
二次検定
二次検定は5問出題で3問記述式、2問選択式です。
問題の出典は令和4年度2級電気工事施工管理 二次検定より
問1は自分の経験を元に安全管理か工程管理と品質管理について答える問題。過去3年分解けば合格できます。
ただし自分の経験を元に書けなければダメ。
隔年で安全管理と工程管理の問題が出題されます。
2年分対策しましょう。
問2は品質確保あるいは労働災害防止のいずれかを出題。6つのうち2つの用語で出題内容に沿った内容を解答。
自分の経験や現場での教育など実務に関係します。
令和4年は直近2年で2個、5年で6個、10年で6個の用語が出題されていました。
令和3年は直近2年で2個、5年で6個、10年で6個の用語が出題されていました。
令和2年は直近2年で2個、5年で3個、10年で5個の用語が出題されていました。
2年分勉強すれば2問は同じ問題が出題されるので合格できます。
安全管理について記述しますが、使いまわしの問題も多く過去2年分勉強すればOK!!!
問2-2は高圧受電設備の単線結線図問題。
令和4年度は高圧交流遮断器、令和3年度は高圧進相コンデンサー、令和2年度は断路器、令和元年度は直流リアクトル、平成30年度は高圧交流遮断器、平成29年度は限流ヒューズ付高圧負荷開閉器、LBS(PF付)、平成28年度は避雷器、平成27年度は断路器、平成26年度は地絡保護装置付高圧引込用負荷開閉器(PAS)、平成25年は直流リアクトル
問われる内容が過去10年でほとんど重ならないので高圧受電設備の単線結線図の各機器の名称と機能を覚えましょう。
問3は用語について技術的な内容を9コから3つ選んで記述します。
令和4年度は直近3年で6個、5年で9個、10年で9個の用語が出題されていました。
令和3年度は直近3年で3個、5年で8個、10年で9個の用語が出題されていました。
令和2年度は直近3年で5個、5年で7個、10年で9個の用語が出題されていました。
3個選んで解答するので過去3年分の用語を勉強すれば合格ラインに達します。
分野を絞る場合でも5年分やれば完璧、3年分でも絞る分野を減らせばOK。
出題内容は簡単で実務経験していれば十分記述できるレベルです。
問4は選択式問題です。
出題形式が令和3年度から変更になっています。
RLC回路、変圧器の効率が令和4年では出題されました。
令和3年は直流回路網の起電力、配電線路の変圧器の一次電流を求める問題
計算問題自体は簡単で、一次検定の計算問題と電気工事士試験の内容(配電理論)を勉強しておけば得点できます。
問5は選択式問題です。
令和4年度は直近3年で1問、5年で2問、10年で2問の問題が出題されていました。
令和3年度は直近3年で1問、5年で2問、10年で2問の問題が出題されていました。
令和2年度は直近3年で0問、5年で0問、10年で3問の問題が出題されていました。(第1種電気工事士の講習は平成24年)
過去10年分の勉強すれば3問中2問は正解できます。
過去問の勉強負担は少ないので過去問10か年分解くようにしましょう。
参考記事:「【過去問分析】2級電気工事施工管理技士試験は過去問どれだけ勉強すれば合格できる??」
過去問の勉強量
一次検定では選択問題が多く、6割得点で合格できるので正解できます。
一次検定は直近5年分の過去問を2-3周勉強しましょう。
二次検定は記述式もあるので分野によって
参考記事「2級電気工事施工管理技士【過去問分析】」
勉強するときは一次検定、二次検定対策もすべての過去問を勉強しましょう。
選択式でもすべての問題を勉強しなければ合格ラインに達しません。
一次検定
一次検定は過去問は直近5回分勉強すれば合格できます。
過去問を5回分1周するのではなく、3周しましょう。
過去問で8割得点できるようになれば合格ラインに到達しています。
電気工学、電気設備、関連分野、設計・契約、施工管理法、法規の各分野にみると
電気工学、関連分野、施工管理法、工事施工は直近5回分の過去問を勉強しましょう。
電気設備は直近5回分の過去問で良いですが、苦手な分野があれば多少なら捨ててもOK。
設計・契約と施工管理は直近5回分の過去問を基本としつつ余裕があれば9回分の過去問を勉強しましょう。
選択肢で明らかに間違いとわかる問題が用意されているので落ち着いて問題を解くことが大切です。
二次検定
二次検定は問1、問2-1の労働災害防止、工程管理、品質管理に関する記述式は直近2年分の過去問で合格できます。
問2-2は過去問よりも高圧受電設備の単線結線図の各機器の名称と機能を覚えましょう。
問3の技術的内容を記述する問題は直近3年分の過去問を勉強しておくのが良いでしょう。
選択式で配電理論が出題される問4は出題形式が変更されて日が浅く過去問もほとんどありません。
一次検定の問題と第1種電気工事士の配電理論だけ勉強しておくのがおすすめです。
問5の法規
過去10年分の勉強すれば3問中2問は正解できます。
2級電気工事施工管理検定の難易度
2級電気工事施工管理士になるための試験の難易度は難しくありません。
一次検定では同じ問題が過去5回分で出題されます。
選択肢を読めば知識がなくても正解がわかる問題があります。
二次検定の記述式も決まった問題を回しているレベルです。
求められる計算能力も四則計算レベルで簡単!!!
簡単な試験だから甘くみないできちんと対策して勉強した人は必ず合格できます。
勉強方法の紹介
「働きながら勉強なんて大変だよ」
「仕事で取らなきゃいけないけどどう勉強したらいいの?」
という人のために、最短で合格できるルートの勉強法を紹介します。
合格に必要な勉強時間
勉強するときは勉強時間を管理しましょう。
一次検定合格までに50~100時間
二次検定合格までに20~50時間
という目安があります。
この目安となる勉強時間以上勉強するようにします。
勉強時間のサイクル
勉強と言っても1回どのくらいのサイクルで勉強したら良いのかよくわかりません。
具体的でおすすめな勉強時間のサイクルを紹介します。
勉強時間は1回当たり長くすれば良いというものではありません。
集中力は一般的にどんなに長くても90分が限界と言われます。
25分や50分を一区切りにして勉強するのがおすすめです。
「ポモドーロ・テクニック」
25分勉強して5分休憩というようなサイクルでの勉強がおすすめです。
ポモドーロ・テクニックと言われる手法です。
25分間と細切れでで勉強して、5分という短い休みを繰り返す手法です。
細切れで勉強するのは
「休憩は学習した内容を脳が吸収する時間」
「たとえば20~50分に一定の間隔で短い休憩を定期的に取ることで、学習中に正確な情報をかんたんに想起できるようになる」
学習効率が良いんです。
25分勉強+5分休憩を4回繰り返したら、30分間休憩します。
ポイント
- 25分でどこまで勉強するか決めておきます。
- 25分間は必ず自分で決めたタスクに没頭します。しかし、突然なにか自分の中に考えが巡ってしまったり、ほかにやることを思い出したりすることもあります。そのあくまでも自分自身で決めたタスクを25分間やり通すという気持ちを貫き通してください。
- その後の5分の休憩はコーヒーを飲むなどリラックスしてください。
- そして次の25分間の勉強スタートを繰り返します。
ポモドーロ・テクニックは集中力と生産性が向上する方法です。ぜひ試してくださいね。
勉強の注意点
勉強をしていくためには注意しておくことがあります。
- 今日だけ勉強をするのではなく、毎日続けること
- 復習をすること
勉強を続けるために
勉強時間は毎日少しずつでいいので時間を作って勉強しましょう。
毎日同じ時間に勉強することで習慣化にすれば勉強することは苦しくないです。
習慣に毎日同じ時間に勉強するのは例えば、1日1時間勉強するなら21時~22時と決まった時間に勉強します。休みの土日などに21時~22時+午前中に2時間だけ、というように決めた時間だけ勉強しましょう。
「毎日同じ生活習慣で行動」するようになると自然と21時~22時は勉強するようになります。
勉強をしていくとモチベーションの維持が大変です。一緒に試験を受ける人がいればいいですが、いないならカフェや図書館で勉強してみるのもいいでしょう。
できる範囲での1週間、1か月での計画を立てて勉強進めることをおススメします。
働いているなどで勉強時間を作りにくい人
毎朝、あるいは毎晩に毎日最低1時間決まった時間に勉強するようにしてください。
1時間毎日すれば1カ月で、3カ月で90時間勉強できます。十分合格ラインに到達できます。
日々の積み重ねで勉強をしていきましょう。
試験の直前1か月くらいは勉強時間を増やすことをおススメします。人間は覚えたことは忘れていくので以前勉強したところを復習しましょう。
毎日時間が取れない人
どうしても仕事などで平日に時間取れない人は
休日に5-7時間(土日の2日間で12時間)勉強してください。
そしてそれ平日にその勉強した内容を10分でも20分でもいいので復習をしましょう。
時間のあるときにまとめて勉強する場合、時間の取れない日は復習だけでOK。
必要に応じて通信教育を受講してください。
復習を何度もしよう
試験勉強はただすれば良いというものではありません。
残念ながら人は覚えたことも時間が経つと忘れていきます。
「エビングハウスの忘却曲線」というものがあり、一度勉強しても人間は時間がたつと忘れていきます。
覚えたことも翌日には33%しか覚えていません。
そのため記憶を定着させるためには効果的に復習することが良いとされており、
勉強した翌日、1週間後、1カ月後にそれぞれ復習すると効果的に記憶は定着すると言われています。
一冊の問題集を最初から最後まで勉強するよりも定期的に復習をしていくほうが効果的です。
復習すると記憶が定着していくので復習を何度もしましょう。
勉強計画を立てよう
勉強の計画を立てるのに難しく考える必要はありません。
目標は「2級電気工事施工管理検定」合格です!!!
目標を達成するために勉強計画を立てます。
一次検定申込から試験まで4カ月。
一次検定は上期と下期両方ともあり。
二次検定申込、一次検定合格発表後から4カ月。
一次検定の勉強計画
一次検定は60%つまり、40問解答のうち24問正解できれば合格できます。
必要な勉強量は直近5回分の過去問を3周
時間があれば設計と法規は過去問9年分
合格までの勉強時間は50~100時間。
試験まで申込から4カ月間あります。
二次検定の勉強計画
二次検定は60%。
5問中3問が記述式で配点が不明ですが、記述式がある程度書けなければ合格できません。
記述式の対策は大切です。
問1、問2-1の労働災害防止、工程管理、品質管理に関する記述式は直近2年分の過去問、問3の技術的内容を記述する問題は直近3年分の過去問を勉強しましょう。
問2-2の高圧受電設備の単線結線図は10年分勉強するのがおススメ。
問4の配電理論は過去問が少ないので、過去問と第1種電気工事士の配電理論を勉強しましょう。
問5の法規は直近10年分の過去問を解けば、最低でも3問中2問は解いた問題に当たります。
詳しくは下の二次検定の具体的な勉強法を見てね。
参考記事:「【過去問分析】2級電気工事施工管理技士試験は過去問どれだけ勉強すれば合格できるのか????」
合格までの勉強時間は20~50時間。
試験日程は一次検定上期合格の場合二次検定まで4カ月、下期一次検定受験する場合は一次検定、二次検定同日受検です。
具体的な勉強法
2級電気工事施工管理合格するための具体的な勉強法を紹介します。
一次検定、二次検定に分けて紹介します。
勉強時間のサイクル、おすすめ問題集も紹介しますのでお楽しみに!!!
一次検定の具体的な勉強法
- 過去問を読む
- 解説を読んで理解する
- もう1回問題を読んで、解きます
- もう1回解説を読んで間違ったところ、覚えていることを確認しましょう。
この流れで勉強します。
例を出すと
①この問題を最初に読みます。
何もわかりません。
でもそれでいいんです。
ここで諦めてはダメです!!!!
②次に、解説を読みます。
非接地方式は、変圧器の二次側を接地しない方式で33kV程度以下の線路電圧に適用されます。1線地絡時の地絡電流が小さくなり通信線への誘導障害も少ないが、継電器の動作が不確実となるため、系統距離が比較的短い場合に使用されます。
直接接地方式は、中性点を実用上抵抗が0である導体で接地する方式で、送電電圧が187kV以上の送電線路に採用されます。1線地絡時の健全相の電圧上昇がほとんどなく、以上電圧の発生は他の方式に比べて少なく、接続される機器や線路の絶縁を低減できる利点があります。しかし、地絡電流が大きくなるので通信線への誘導障害、故障点の損傷拡大などを防止するために高速度遮断(数サイクル)する必要があります。
抵抗接地方式は、中性点と接地極を100~300Ω程度の抵抗を通して接地する方式で、地絡電流が直接接地方式に比べ小さく、通信線に対する誘導障害を低減できます。しかし、故障時の健全相の電圧が高くなるため、絶縁レベルを低減することができない。
消弧リアクトル接地方式は、変圧器の中性点を消弧リアクトル(鉄心入りリアクトル)を通して接地する方式で、消弧リアクトルのインダクタンスを適切に設定すると、地絡事故のとき1線地絡電流を0にできます。66kV程度の系統にて使用され故障時の系統安定度は最も高くなるが、設置費が高くなります。
答えは「2」です。
解説を読んで内容を理解して暗記します。
今回の問題であれば接地方式の特徴、地絡電流について、誘導障害なども併せて暗記しましょう。
③もう1回問題文を読んで、今後は解きます。
この問題を読んだ時に今度は意味がわかります、どれが正解で、どこが間違っているかわかります。
当たり前に思うかもしれませんけど、この1問がわかることが本番での1点につながります。
④もう1回解説を読んで間違ったところ、覚えていることを確認しましょう。
解説をもう1回読んで記憶があいまいなところ、覚えていない内容をもう1回読んで確実に覚えましょう。
覚えた直後でもすでに忘れていること、勘違いしていることがあるのが驚きますが、この問題はこれで正解できます。
同じ問題、似た問題が出題されたときに正解できる、できなくてもこの問題見たことあるって思えることが大切です。
参考記事:「2級電気工事施工管理技士【過去問分析】」
勉強は分野ごとに進めていきましょう。
問1-12まで解いて、次の年問1-12まで解くというイメージで進めましょう。
勉強したことを覚えられないって人は赤いシートで消して覚えるとイイ
2級電気工事施工管理のテキストでそんなものないので
便利なのが
一次検定の模試受けたいって人は
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一次検定おすすめの勉強サイクルと勉強法
ここまでの内容と勉強法をふまえておすすめな勉強をご紹介します。
一次検定と二次検定合わせて合格まで100~150時間勉強必要です。
毎日1時間勉強しましょう!!!!
4カ月で120時間で合格ラインに達します。
2か月なら毎日2時間勉強です。
毎日決まった時間(例.21時~22時)に勉強します。
毎日決まった時間に勉強すれば勉強するのが習慣にできるので無理なく続けられます。
1日の勉強
1日の勉強量は前年の一次検定、電気工学(問1~12)の問題を解く
これを一昨年の電気工学の過去問も勉強する
というように勉強していきます。
最後の10分間で簡単に復習します。
勉強するときは25分を1セットで勉強していきましょう。
復習するときは問題をもう1回解いてみて、「これこれ」とわかれば、解説は読まなくてOK
「アレ?なんだっけ」と思ったときは解説をもう一度読みます。
これでその日勉強した内容を確認していきましょう。
1週間の勉強
過去問の電気工学を5回分勉強すると、次に電気設備、関連分野というように勉強を進めていきます。
1週間の最後に20-30分で良いので復習しましょう。
復習は同じで1週間勉強した過去問を勉強します。
全部解くことはできないので、最初に復習したときにできなかったところに絞りましょう。
わかる問題がどんどん増えていくのを実感できます。
1か月の勉強
最後の1日に1か月間の勉強した内容を復習しましょう。
1か月間勉強した問題を解いてみながら、わからない問題は解説を読みます。
ここまでくると分かる問題が多いので手ごたえを感じます。
1か月間で過去問2周できます。
こうすれば何度でも繰り返して勉強できるので確実に暗記できます。
最後に試験直前に過去問を解いて、できない問題をもう1回解くことで完璧に仕上げましょう!!!
二次検定の具体的な勉強法
記述式と選択式があります。
記述式
二次検定は記述式がメインです。
記述式は実際に書いてください。
実際に書かないと、漢字が書けない、どう書いたら良いかわからないなど
課題が見つからないので、勉強するときは絶対に書いてみてね。
記述式の問1は経験を元に書きます。仕事内容によって書く内容も異なります。
ある程度書けなければ合格できません。
問1は模範解答を読んで、自分が過去に取り組んだ現場での内容を棚卸して1回書いてみましょう。
添削してもらうならSAT
添削が3回付いている神サービスっぷり(模範解答となる経験記述添削答案集もあり)
価格がe-ラーニング43,780円。(一次+二次検定)
参考記事:「【2023最新】2級電気工事施工管理技士になるための【講習会、通信講座一覧】ランキング」
添削が1回のみで良いというなら独学サポート事務局
独学サポート事務局は作文作成代行サービスがあるので、問1の経験をどう書いたらいいかわからないという人には最適!!!
作文作成代行サービスは経験が足りないって人に最適で経験の棚卸をすれば、模範解答を作ってくれます。
経験をどう書いたら良いかわからないって人には本当に良いサービス。
価格が基本料金9,800円。(添削1回込、質問サービスありなど)
作文作成代行サービスは+6,800円。
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おすすめ問題集、テキスト
2級電気工事施工管理 第一次・第二次検定問題解説集 2023年版
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他社は文字の羅列されている場合もある…。
他社に比べて少し高めですが、高いだけの価値はあります。
おすすめ度☆☆☆
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勉強してわからないところを調べるために辞書的に使うのに最適!!!
勉強するときは覚えられていないところ、大切なところにマーカーでチェックして赤いフィルムで隠しても良いかも
おすすめ度☆☆☆☆☆
文字の上を青で塗りつぶす、オレンジ色で書いた文字
を赤いシートでかぶせると消える