・一次検定、二次検定がどのくらいの頻度で出題されるのか
・それぞれ過去問何年分勉強すれば良いのか
・1級電気工事施工管理検定の難易度
・勉強法の紹介
・勉強を続けるために
・復習の大切さ
・勉強計画を立てよう(一次検定、二次検定)
・一次検定と二次検定の具体的な勉強法
・おすすめの問題集とテキスト
1級電気工事施工管理技士の勉強どうしたら良いかわからず悩みます。
そんなあなたのために1級電気工事施工管理検定の過去問を分析して、「何年分勉強すれば良いのか」、「どういう勉強法があるのか」、「時間がない中どう勉強時間を捻出すればいい?」、「どんな問題集が良いの?」、「勉強が続かない」そんな悩みを一発で解決できます。
この記事では、なぜ過去問を勉強するのか、一次検定、二次検定がどのくらいの頻度で出題されるのか、それぞれ過去問何年分勉強すれば良いのか、1級電気工事施工管理検定の難易度、勉強法の紹介、勉強時間のサイクル、勉強を続けるために、復習の大切さ、勉強計画を立てよう(一次検定、二次検定)、一次検定と二次検定の具体的な勉強法、おすすめの問題集とテキストなどを書いています。
過去問を勉強するのがおすすめな理由
実際の問題は何度も同じ問題が出題されます。
同じ問題が出題されるから過去問を勉強するのが効率的です。
何度も同じ問題が出題されている例
令和2年度と5年度に数字が違うだけでほぼ同じ問題が出題されています。
ほかにも
選択肢を一部変えるだけで同じ問題が出題されています。
過去問からどのくらい出題されるか
「1級電気工事施工管理技士試験は過去問何年分勉強するのが良いのか????」に詳しく書かれています。
一次検定と二次検定それぞれ全体と分野ごとに直近3年、5年、8年、10年で各年何問出題されたか見ていきます。
一次検定全体
92問出題、解答数60問
3年 | 5年 | 8年 | 10年 | |
令和5年(2023年) | 32問 | 59問 | 70問 | 73問 |
令和4年(2022年) | 35問 | 62問 | 71問 | 76問 |
令和3年(2021年) | 39問 | 60問 | 74問 | 80問 |
解答数は60問なので過去5年分の過去問を勉強すれば十分に思いますが、分野ごとにみていきます。
電気工学
電気工学は電気理論、電気機器、電力系統、電気応用から出題されます。
No.1~15までの15問のうち10問解答しなければいけません。
3年 | 5年 | 8年 | 10年 | |
令和5年(2023年) | 4問 | 9問 | 11問 | 13問 |
令和4年(2022年) | 4問 | 9問 | 11問 | 14問 |
令和3年(2021年) | 4問 | 10問 | 13問 | 13問 |
電気工事士試験と同じような問題や電気の基本について知っていれば解けるような問題が多い。
10問解答なので直近5年分勉強すれば9-10問正解できるからOK!!!
関連分野と法規は得点しにくいので電気工学をきちんと勉強して得点源にしておくことがおすすめ。
電気工学の計算問題は四則計算と分数がわかれば十分です。
電気設備
電気設備は発電設備、変電設備、送配電設備、構内電気設備、電車線、その他の設備から出題されます。
No.16~47までの32問のうち14問解答しなければいけません。
3年 | 5年 | 8年 | 10年 | |
令和5年(2023年) | 8問 | 21問 | 26問 | 26問 |
令和4年(2022年) | 10問 | 18問 | 21問 | 21問 |
令和3年(2021年) | 13問 | 19問 | 21問 | 26問 |
出題内容は第1種電気工事士試験と同じレベルの問題も多い。
出題数が32問で解答数が14問と少ない上、5年間で18-21問も出題されます。
直近5年間の過去問を解けば十分。
3年分だと6割正解もできない年もあるのでやめた方が良い。
関連分野や法規が得点しにくいので得点源にしたいので5年分勉強しましょう。
仕事が内線関係で発電設備などはわかるけど、電車線はさっぱりわからないという人は電車線分野を捨ててしまっても良いでしょう。
仕事上でわかる問題もありますし、電気工事士などの資格試験の知識でわかる問題もあるので意外にわかる問題があります。
取捨選択しながら自分が得点しやすい分野を中心に25問程度を解いて勉強を進めましょう。
関連分野
関連分野は機械設備関係、土木関係、建築関係から出題されます。
No.48~55までの8問のうち5問解答しなければいけません。
3年 | 5年 | 8年 | 10年 | |
令和5年(2023年) | 0問 | 0問 | 3問 | 3問 |
令和4年(2022年) | 2問 | 6問 | 6問 | 7問 |
令和3年(2021年) | 3問 | 5問 | 7問 | 8問 |
土木工事や建築工事から一部出題されるのでそもそもの出題範囲が広大で令和5年(2023年)の試験のように過去問からほとんど出題されたことがないとなることも…。
土木、建築の施工管理士を勉強中あるいは取得済みの人だと少し勉強すれば得点できるので得点源となります。
ただ、初学者には解答数が5問と少ないのである程度勉強してそれ以上深入りしないほうが正解。
過去問は5年分勉強すれば令和4年、3年は全問正解できるので、5年分勉強すれば良し!!!
令和5年のようなケースは例外なので諦めて別の分野に注力しましょう。
設計・契約
設計・契約は選択問題ではなく、必答問題です。
No.56、57の2問解答しなければいけません。
3年 | 5年 | 8年 | 10年 | |
令和5年(2023年) | 1問 | 1問 | 1問 | 1問 |
令和4年(2022年) | 1問 | 2問 | 2問 | 2問 |
令和3年(2021年) | 1問 | 1問 | 2問 | 2問 |
1問は図記号、文字記号、名称等の組み合わせ問題で、「JEM」、「JIS」の規格から出題されます
もう1問は「下請約款」「公共請負約款」から出題されます。
過去問と似た問題も出題されるので、過去5年分勉強しておくのは基本です。
必答問題ですが、5年間で出ていない問題がたまたま出題されたときは捨ててしまってOK。
それ以上は過去問よりも基本書で勉強しましょう。
施工管理法
施工管理法は施工計画、工程管理、品質管理、安全管理と応用問題から出題されます。
No.58~63までの応用問題は6問全部解答しなければいけません。
No.64~70までの7問も全部解答しなければいけません。
(No.58~63)
3年 | 5年 | 8年 | 10年 | |
令和5年(2023年) | 6問 | 6問 | 6問 | 6問 |
令和4年(2022年) | 3問 | 5問 | 6問 | 6問 |
令和3年(2021年) | 3問 | 3問 | 5問 | 5問 |
No.58~63の応用問題は五肢択一式です。ほかは四肢択一式。
(No.64~70)
3年 | 5年 | 8年 | 10年 | |
令和5年(2023年) | 2問 | 6問 | 6問 | 7問 |
令和4年(2022年) | 2問 | 6問 | 6問 | 6問 |
令和3年(2021年) | 3問 | 5問 | 7問 | 7問 |
施工管理法は初学者にとっては何のことかさっぱりわからない人が多い。
実務と関係が深い分野も多く、きちんと勉強すれば誰でも得点できる分野です、似た問題が多いのできちんと勉強すれば得点源にできます。
土木や建築等の施工管理技士の勉強中、取得済みの人であれば簡単に得点できる分野です。
二次検定でも必須となる分野です。一次検定の段階で得点源にできれば後が楽になります。
5年分解けば応用問題、その他含めて大体解けるでしょう。
5年分勉強すれば令和5年で13問中12問、令和4年で13問中11問、令和3年で13問中8問正解できます。
時間がある人は直近8年分など多くの過去問で勉強してみても良いでしょう。
令和2年度までは出題形式の順番が違っていてNo.68~79で、応用問題の出題もありませんでした。
工事施工
工事施工は実務と関係が深い分野です。
No.71~79までの9問のうち6問解答しなければいけません。
3年 | 5年 | 8年 | 10年 | |
令和5年(2023年) | 4問 | 7問 | 8問 | 8問 |
令和4年(2022年) | 4問 | 5問 | 8問 | 8問 |
令和3年(2021年) | 3問 | 5問 | 6問 | 6問 |
実務と関係が深い問題で6問解答しますが、電気工事士試験など知っている内容もあります。
5年分で勉強して、勉強した問題を確実に正解できるようにしておくのがベスト。
5年分勉強すれば令和5年は9問中7問、令和4年で9問中5問、令和3年で9問中5問、6問選択できるのでほぼ全問正解目指せます。
令和2年度までは出題形式の順番が違っていてNo.59~67。
法規
法規は建築業法、電気事業法、建築基準法、消防法、労働安全衛生法、労働基準法、その他関係法規から出題されます。
No.80~92までの13問のうち10問解答しなければいけません。
3年 | 5年 | 8年 | 10年 | |
令和5年(2023年) | 7問 | 9問 | 9問 | 9問 |
令和4年(2022年) | 9問 | 10問 | 11問 | 11問 |
令和3年(2021年) | 9問 | 12問 | 13問 | 13問 |
一番得点しにくいのが法規です。
過去問からよく出題されているように思いますが、選択肢が同じだけの問題が多く、同じ問題が何度も出題されることが少ない。
しかも法規は法律の幅が広いので問題をかなりの数作れるので深入りは禁物。
5年分解いて、本番はできない問題は捨てるのが時間のない人向け。
時間があるなら8年分、10年分と解くことをおススメします。
3年でも多く出ていますが選択肢が多いだけで4つのうち1つ消えるだけで正解できるところには達しません。
そして基本書を読んでおきましょう。
法規を得点源にするのはやめましょう。
二次検定
二次検定は5問出題で3問記述式、2問選択式です。
問題の出典は令和4年度1級電気工事施工管理 二次検定より
問1は自分の経験を元に安全管理か工程管理と品質管理について答える問題。過去3年分解けば合格できます。
ただし自分の経験を元に書けなければダメ。
問2は品質確保あるいは労働災害防止のいずれかを出題。4つのうち2つの用語で出題内容に沿った内容を解答。
例えば、クレーン等による揚重作業の労働災害防止対策を記述する。
自分の経験を元に実際どういう危険があるか、品質確保ではどういうことが記述しますが、使いまわしの問題も多く過去3年分勉強すればOK!!!
問3は用語について技術的内容を書く問題。
この問題は12個のうち4つの用語について技術的内容を書けばいいので経験とかよりもきちんと勉強しているかどうかが大切です。
令和4年度は過去5年で8個、10年で11個の用語が出題されていました。
令和3年度は過去5年で9個、10年で11個の用語が出題されていました。
令和2年度は過去5年で8個、10年で8個の用語が出題されていました。
効率よく勉強するなら4個選んで解答するので過去5年分の用語を満遍なく勉強すれば十分合格ラインに達します。
過去10年間で分野をある程度絞って用語を勉強するという方法でも合格ラインに達します。
どちらが良いかは人それぞれ。
問4は選択式問題です。
出題形式が令和3年度から変更になっています。
電圧降下を求めるなどの計算問題です。
計算問題自体は簡単で、一次検定の計算問題と電気工事士試験の内容(配電理論)を勉強しておけば得点できます。
計算問題が苦手という人は一次検定の計算問題と過去問だけ勉強して違う分野に注力しましょう。
問5は選択式問題です。
法規ですが、過去問を勉強してもあまり効果的とは言えません。
過去問は大切ですが基本書や一次検定の復習もしたほうが効果的です。
令和4年度は過去5年で0問、10年で1個の問題が出題されていました。
令和3年度は過去5年で1問、10年で1個の問題が出題されていました。
令和2年度は過去5年で3問、10年で3個の問題が出題されていました。
過去10年分の勉強しても令和4年と3年は3問中1問しか正解できません。
難易度も高めなので法規は得点できたらいいというスタンスで違う分野に注力したほうが効率的です。
参考記事:「1級電気工事施工管理技士試験は過去問何年分勉強するのが良いのか????」
過去問の勉強量
一次検定では選択問題が多く、6割得点で合格できるので正解できます。
一次検定は直近5年分の過去問を3周勉強しましょう。
二次検定は記述式もあるので分野によって
参考記事「1級電気工事施工管理技士【過去問分析】」
勉強するときは一次検定、二次検定対策もすべての過去問を勉強しましょう。
選択式でもすべての問題を勉強しなければ合格ラインに達しません。
一次検定
一次検定は過去問は直近5年分勉強すれば合格できます。
過去問を5年分1周するのではなく、2~3周しましょう。
過去問で8割得点できるようになれば合格ラインに到達しています。
電気工学、電気設備、関連分野、設計・契約、施工管理法、工事施工、法規の各分野にみると
電気工学、関連分野、施工管理法、工事施工は直近5年分の過去問を勉強しましょう。
電気設備は直近5年分の過去問で良いですが、苦手な分野があれば多少なら捨ててもOK。
設計・契約と法規は直近5年分の過去問を基本としつつ余裕があれば基本書や8年、10年分の過去問を勉強しましょう。
二次検定
二次検定は問1、問2の労働災害防止、工程管理、品質管理に関する記述式は直近3年分の過去問で合格できます。
問3の技術的内容を記述する問題は直近10年分の過去問を勉強しておくのが良いでしょう。
選択式で配電理論が出題される問4は出題形式が変更されて日が浅く過去問もほとんどありません。
一次検定の問題と第1種電気工事士の配電理論だけ勉強しておくのがおすすめです。
問5の法規
難しく得点源と期待してはいけません。
過去問10年勉強して、3問中令和5年は1問、令和4年が1問、令和3年は3問正解できます。
過去問を勉強するのが基本ですが、実務経験があればわかる問題もあります。
知っていなければ解けない問題を勉強するのは非効率です。
記述式、問4の計算問題の勉強に時間を費やしましょう。
1級電気工事施工管理検定の難易度
1級電気工事施工管理士になるための試験の難易度は難しくありません。
一次検定では同じ問題が過去5年で何問も出題されます。
二次検定の記述式も決まった問題を回しているレベルです。
求められる計算能力も四則計算レベルで簡単!!!
簡単な試験だから甘くみないできちんと対策して勉強した人は必ず合格できます。
必要な勉強時間は一次検定は50~100時間。
二次検定は20~50時間と言われています。
勉強方法の紹介
- 具体的に勉強しようと言われても、どう勉強したら良いかわからない
- ギリギリでまとめてやればいいよね
- どうやったら続けられるの?
って人のためにどのくらい勉強したらいいか、具体的な勉強の流れを考えてください。
合格に必要な勉強時間
勉強するときは勉強時間を管理しましょう。
一次検定合格までに50~100時間
二次検定合格までに20~50時間
という目安があります。
この目安となる勉強時間以上勉強するようにします。
勉強時間のサイクル
勉強と言っても1回どのくらいのサイクルで勉強したら良いのかよくわかりません。
具体的でおすすめな勉強時間のサイクルを紹介します。
勉強時間は1回当たり長くすれば良いというものではありません。
集中力は一般的にどんなに長くても90分が限界と言われます。
25分や50分を一区切りにして勉強するのがおすすめです。
「ポモドーロ・テクニック」
25分勉強して5分休憩というようなサイクルでの勉強がおすすめです。
ポモドーロ・テクニックと言われる手法です。
25分間と細切れでで勉強して、5分という短い休みを繰り返す手法です。
細切れで勉強するのは
「休憩は学習した内容を脳が吸収する時間」
「たとえば20~50分に一定の間隔で短い休憩を定期的に取ることで、学習中に正確な情報をかんたんに想起できるようになる」
学習効率が良いんです。
25分勉強+5分休憩を4回繰り返したら、30分間休憩します。
ポイント
- 25分でどこまで勉強するか決めておきます。
- 25分間は必ず自分で決めたタスクに没頭します。しかし、突然なにか自分の中に考えが巡ってしまったり、ほかにやることを思い出したりすることもあります。そのあくまでも自分自身で決めたタスクを25分間やり通すという気持ちを貫き通してください。
- その後の5分の休憩はコーヒーを飲むなどリラックスしてください。
- そして次の25分間の勉強スタートを繰り返します。
ポモドーロ・テクニックは集中力と生産性が向上する方法です。ぜひ試してくださいね。
勉強を続けるために
勉強時間は毎日少しずつでいいので時間を作って勉強しましょう。
毎日同じ時間に勉強することで習慣化にすれば勉強することは苦しくないです。
習慣に毎日同じ時間に勉強するのは例えば、1日1時間勉強するなら21時~22時と決まった時間に勉強します。休みの土日などに21時~22時+午前中に2時間だけ、というように決めた時間だけ勉強しましょう。
「毎日同じ生活習慣で行動」するようになると自然と21時~22時は勉強するようになります。
勉強をしていくとモチベーションの維持が大変です。一緒に試験を受ける人がいればいいですが、いないならカフェや図書館で勉強してみるのもいいでしょう。
できる範囲での1週間、1か月での計画を立てて勉強進めることをおススメします。
働いているなどで勉強時間を作りにくい人
毎朝、あるいは毎晩に毎日最低1時間決まった時間に勉強するようにしてください。
1時間毎日すれば1カ月で、3カ月で90時間勉強できます。十分合格ラインに到達できます。
日々の積み重ねで勉強をしていきましょう。
試験の直前1か月くらいは勉強時間を増やすことをおススメします。人間は覚えたことは忘れていくので以前勉強したところを復習しましょう。
毎日時間が取れない人
どうしても仕事などで平日に時間取れない人は
休日に5-7時間(土日の2日間で12時間)勉強してください。
そしてそれ平日にその勉強した内容を10分でも20分でもいいので復習をしましょう。
時間のあるときにまとめて勉強する場合、時間の取れない日は復習だけでOK。
必要に応じて通信教育を受講してください。
復習を何度もしよう
試験勉強はただすれば良いというものではありません。
残念ながら人は覚えたことも時間が経つと忘れていきます。
「エビングハウスの忘却曲線」というものがあり、一度勉強しても人間は時間がたつと忘れていきます。
覚えたことも翌日には33%しか覚えていません。
そのため記憶を定着させるためには効果的に復習することが良いとされており、
勉強した翌日、1週間後、1カ月後にそれぞれ復習すると効果的に記憶は定着すると言われています。
一冊の問題集を最初から最後まで勉強するよりも定期的に復習をしていくほうが効果的です。
復習すると記憶が定着していくので復習を何度もしましょう。
勉強計画を立てよう
勉強の計画を立てるのに難しく考える必要はありません。
目標は「1級電気工事施工管理検定」合格です!!!
目標を達成するために勉強計画を立てます。
一次検定申込から試験まで4カ月。
二次検定は一次検定終了後試験まで4カ月。
一次検定の勉強計画
一次検定は60%つまり、60問解答のうち36問正解できれば合格できます。
必要な勉強量は直近5年分の過去問を3周+基本書。
合格までの勉強時間は50~100時間。
試験日程は申込が2月上旬、一次検定は6月中旬で4カ月間あります。
4カ月間(申し込んですぐ勉強スタート)で一次検定対策する場合
一次検定で必要な勉強量は過去問5年分×3周+基本書です。
1か月目の目標は過去問5か年分の1周目
2か月目は2周目
3か月目に総復習+基本書で弱点補強
4か月目が3周目。
1か月目
最初はやる気もあって勉強できるので最初に飛ばして5年分1周終わらせましょう。
このとき分野ごと、問1-15の電気工学、電気設備、関連分野というように分野ごとに勉強します。
去年の電気工学(問1-15)を勉強したら、一昨年の電気工学を解きます。
2か月目
2周目はわかる問題が増えるので勉強時間は減って少し楽になります。
3か月目
2周目の時に間違った問題、わからなかったところをチェックして復習しましょう。
基本書は設計・契約で出題される、「図記号、文字記号、名称等」と「下請約款」「公共請負約款」、法規の勉強です。
4か月目
直近5年分の過去問を3周目やって完成、もしわからないところがあればチェックして復習するとより良いでしょう。
3か月間(3月勉強スタート)で一次検定対策する場合
一次検定で必要な勉強量は過去問5年分×3周+基本書です。
1か月目の目標は過去問5か年分の1周目
2か月目は2周目、総復習
3か月目に基本書で弱点補強、3周目
1か月目
最初はやる気もあって勉強できるので最初に飛ばして5年分1周終わらせましょう。
このとき分野ごと、問1-15の電気工学、電気設備、関連分野というように分野ごとに勉強します。
去年の電気工学(問1-15)を勉強したら、一昨年の電気工学を解きます。
2か月目
2周目はわかる問題が増えるので勉強時間は減って少し楽になります。
このときに間違った問題、わからなかったところをチェックしてあとから復習しましょう。
3か月目
最初に基本書で設計・契約で出題される、「図記号、文字記号、名称等」と「下請約款」「公共請負約款」、法規の勉強です。(1週間~10日程度)
その後に、直近5年分の過去問を3周目やって完成。
2か月間(4月勉強スタート)で一次検定対策する場合
一次検定で必要な勉強量は過去問5年分×3周+基本書です。
1か月目の目標は過去問5か年分の1周目、2周目総復習
2か月目に総復習で弱点補強、3周目
時間が足りないので適時勉強量を削っていくことが大切です
1か月目
3週間で1周目
このとき分野ごと、問1-15の電気工学、電気設備、関連分野というように分野ごとに勉強します。
去年の電気工学(問1-15)を勉強したら、一昨年の電気工学を解きます。
残った10日間程度で2周目まで行きましょう。
2か月目
10日間で2周目勉強時に間違った問題、わからなかったところをチェックして復習しましょう。
残りの20日で3周目
時間がないので基本書での弱点補強を抜いています。
効率よくやることが大切です。
1か月間(5月勉強スタート)で一次検定対策する場合
一次検定で必要な勉強量は過去問5年分×3周+基本書です。
1か月でこれだけ全部やろうとすると毎日3時間くらい勉強することになります。
時間があるなら
直近5年分の過去問を2周+間違ったところ、わからないところをチェックして復習。最後3周目をすればOK!!!
もし時間がないなら過去問2周+弱点補強で終わらせるなど効率化が必要です。
二次検定の勉強計画
二次検定は60%。
5問中3問が記述式で配点が不明ですが、記述式がある程度書けなければ合格できません。
記述式の対策は大切です。
問1、問2の労働災害防止、工程管理、品質管理に関する記述式は直近3年分の過去問、問3の技術的内容を記述する問題は直近5年分あるいは10年分の過去問を勉強しましょう。
問3で全ての分野勉強するなら過去5年分(おすすめ)
特定の分野を捨てるなら10年分勉強が必要です。
問4の配電理論は過去問が少ないので、過去問+一次検定の計算問題と第1種電気工事士の配電理論を勉強しましょう。
問5の法規は直近10年分の過去問+基本書で知識と理解を深めます。
問1は配点が40点あってここが書けないと合格できません。
詳しくは下の二次検定の具体的な勉強法を見てね。
参考記事:「1級電気工事施工管理技士試験は過去問何年分勉強するのが良いのか????」
合格までの勉強時間は30~50時間。
試験日程は一次検定合格発表が7月中旬、二次検定は10月中旬で3カ月間あります。
3カ月間(合格発表後勉強スタート)で二次検定対策する場合
時間がかかるのが記述対策なので、記述から手を付けましょう。
1か月目
問1、問2対策で労働災害防止、工程管理、品質管理の直近3年分の過去問で勉強しましょう。
問3の技術内容の直近5年分あるいは10年分の過去問で対策をします。
2か月目
問4の配電理論の計算問題は過去問がほとんどないので一次検定の問題と第1種電気工事士の配電理論で勉強しましょう。
法規もこの後で勉強しますが、直近10年分の過去問と基本書を読み込むだけで選択肢を絞れる程度の知識でOK!!!
3か月目
これらを復習して本番で得点できるように完成させましょう。
2カ月間(8月スタート)で二次検定対策する場合
1か月目
問1、問2対策で労働災害防止、工程管理、品質管理の直近3年分の過去問で勉強しましょう。
問3の技術内容の直近5年分あるいは10年分の過去問で対策をします。
問4の配電理論の計算問題は過去問がほとんどないので一次検定の問題と第1種電気工事士の配電理論で勉強しましょう。
2か月目
法規もこの後で勉強しますが、直近10年分の過去問と基本書を読み込むだけで選択肢を絞れる程度の知識でOK!!!
ラスト2-3週間はこれらを復習して本番で得点できるように完成させましょう。
1カ月間(9月スタート)で二次検定対策する場合
時間は足りないのである程度割り切りが必要です。
最初の3週間で
問1、問2対策で労働災害防止、工程管理、品質管理の直近3年分の過去問で勉強しましょう。
問3の技術内容の直近5年分あるいは10年分の過去問で対策をします。
問4の配電理論の計算問題は過去問がほとんどないので一次検定の問題と第1種電気工事士の配電理論で勉強しましょう。
残った1週間のうち法規は過去問10年分だけ勉強するか、丸々捨てるかどちらかにしましょう。
その後総復習して仕上げます。
具体的な勉強法
1級電気工事施工管理合格するための具体的な勉強法を紹介します。
一次検定、二次検定に分けて紹介します。
勉強時間のサイクル、おすすめ問題集も紹介しますのでお楽しみに!!!
一次検定の具体的な勉強法
- 過去問を読む
- 解説を読んで理解する
- もう1回問題を読んで、解きます
- もう1回解説を読んで間違ったところ、覚えていることを確認しましょう。
この流れで勉強します。
例を出すと
①この問題を最初に読みます。
何もわかりません。
でもそれでいいんです。
②次に、解説を読みます。
調相設備は受電端電圧を一定に保つために無効電力を吸収して力率改善する設備。
分路リアクトルは遅れ無効電力を吸収する。
電力コンデンサは進み無効電力を吸収する。
静止型無効電力補償装置(SVC)は分路リアクトル、電力コンデンサの並列回路に半導体スイッチを接続したもので遅れから進みまで高速かつ連続的に制御できる。
同期調相機は界磁電流を調整することで力率を遅れから進みまで連続的に制御できる。
答えは「3」です。
解説を読んで内容を理解して暗記します。
今回の問題であれば調相装置ってこんなもの、分路リアクトルって、というように理解して覚えます。
③もう1回問題文を読んで、今後は解きます。
この問題を読んだ時に今度は意味がわかります、どれが正解で、どこが間違っているかわかります。
④もう1回解説を読んで間違ったところ、覚えていることを確認しましょう。
解説をもう1回読んで記憶があいまいなところ、覚えていない内容をもう1回読んで確実に覚えましょう。
参考記事:「1級電気工事施工管理技士【過去問分析】」
勉強は分野ごとに進めていきましょう。
問1-15まで解いて、次の年問1-15まで解くというイメージで進めましょう。
勉強したことを覚えられないって人は赤いシートで消して覚えるとイイ
1級電気工事施工管理のテキストでそんなものないので
便利なのが
コクヨ チェックル 暗記用ペンセット ブライトカラー
一次検定の模試受けたいって人は
↓↓↓
二次検定の具体的な勉強法
記述式と選択式があります。
記述式
二次検定は記述式がメインです。
記述式は実際に書いてください。
実際に書かないと、漢字が書けない、どう書いたら良いかわからないなど
課題が見つからないので、勉強するときは絶対に書いてみてね。
記述式の問1は経験を元に書きます。仕事内容によって書く内容も異なります。
経験を問われる1級電気工事施工管理技士はある程度書けなければ合格できません。
問1が配点40点あるので一番大切!!!!
模範解答を読んで、自分が過去に取り組んだ現場での内容を棚卸して1回書いてみましょう。
添削してもらうならSAT
添削が3回付いている神サービスっぷり
価格がe-ラーニング38,280円。(二次検定のみ)
参考記事:「【2023最新】1級電気工事施工管理技士講習会、通信講座ランキング~働きながら取るならココだ~」
添削が1回のみで良いというなら独学サポート事務局
作文作成代行サービスがあるので、問1の経験をどう書いたらいいかわからないという人には最適!!!
作文作成代行サービスは経験が足りないって人に最適で経験の棚卸をすれば、模範解答を作ってくれます。
経験をどう書いたら良いかわからないって人には本当に良いサービス。
価格が基本料金9,800円。(添削1回込、質問サービスありなど)
作文作成代行サービスは+7,800円。
申込は↓↓↓
選択式
おすすめ問題集、テキスト
1級電気工事施工管理 第一次検定問題解説集 2024年版
おすすめ度☆☆☆☆☆
他社は文字の羅列されている場合もある…。
他社に比べて少し高めですが、高いだけの価値はあります。
1級電気工事施工管理 第二次検定問題解説集2023年版
おすすめ度☆☆☆☆
例文もあってわかりやすい、どう記述したらいいかわかるから有難い問題集。
一つ残念なのが用語解説はどうしようもないけど、過去問の解説したページになく、違うページを書いてあるだけ。
勉強するときにペラペラめくって勉強しないといけないのが…。
ペラペラめくるのが技術的内容についてのみなのが他社に比べるとすくないの
勉強してわからないところを調べるために辞書的に使うのに最適!!!
勉強するときは覚えられていないところ、大切なところにマーカーでチェックして赤いフィルムで隠しても良いかも