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理論

理論(電験三種)

電気の資格に詳しい人
・なぜ理論を最初に勉強すべきか
・理論の特徴と試験の各種データ
・過去問とその攻略法

理論をどんな試験だと思っていますか?

実は理論という科目は電験の試験4科目(理論、電力、機械、法規)の中ですべての科目の基本と言える内容が多く含まれていて、一番最初に勉強すべきと言われる科目です。

この記事ではなぜ理論を最初に勉強すべきと言われるのか、理論の科目の特徴と試験の各種データ、過去問とその攻略法について書いてあるので理論の特徴と攻略法を掴みましょう。

「理論」はほかの科目の基礎となっていて一番最初に勉強するのがいい
A問題14問とB問題3問。合格点は60点。
計算問題が多く、最大17問中14-15問。計算問題は得点源にすべき

なぜ理論を最初に勉強するのか?

「理論」が「電力」「機械」「法規」の基礎だから最初に勉強すべきと色々なところで書かれています。

理論がなぜ基礎と言われるのか?

「電力」の配電や電力計算には「理論」の交流回路、三相交流回路が深く関わり、

「機械」の直流機、変圧器、電動機、誘導機は「理論」の電磁力、交流回路が関係し、パワーエレクトロニクスは電子回路が深く関わって、

「法規」の電気設備の技術基準、電気施設管理には「理論」の交流回路、三相交流回路などが関係しています。

「理論」を最初に勉強するとほかの科目を効率よく勉強できるため「理論」を最初に勉強したほうがいいんです。

 

理論の出題範囲

「電気理論」、「電子理論」、「電気計測」、「電子計測」の4分野から出題。

より細かく分けると直流回路、静電気、電磁力、交流回路、三相交流回路、電気電子工学、電子回路,電気・電子計測の8分野に分けられます。

「オームの法則」や「フレミング左手の法則」などこれまで聞いたこと、学んだことがあること法則や定理を使いつつ電気に関する問題を解いていきます。

抽象的で概念的な内容も多くイメージしづらいです。

勉強につまづいたら、第2種、第1種電気工事士の勉強からやってみましょう。基本的なことをよりわかりやすく、かみ砕いて説明されているのでよくわからないというときには最適です。

 

受験者数、合格率、合格基準点のデータ

受験者数、合格率など科目のデータ

試験データ

平成28年平成29年平成30年令和元年令和2年
受験申込者59,20757,06553,73552,76549,113
受験者37,62236,60833,74933,93931,936
合格者6,9567,0854,9986,2397,867
合格率18.5%19.4%14.8%18.4%24.6%
科目合格者5,5025,6693,9064,6406,142
科目合格率14.6%15.5%11.6%13.7%19.2%

翔泳社アカデミー電験三種試験情報より引用

合格率は20%弱。令和4年試験から年2回、令和5年の試験からはCBT試験(テストセンターでランダムに問題が出題される)も導入されるということで、合格率がどのように変化するか注目。

 

合格基準点

平成28年55点
平成29年55点
平成30年55点
令和元年55点
令和2年60点

合格基準点は60点だが問題の難易度などによって下げられることがあるが、55点の年も多い。

令和5年試験からCBT試験導入で問題がランダムに出題されるため合格基準点は60点で固定される。

翔泳社アカデミー電験三種試験情報より引用

参考記事:電気主任技術者試験の受験資格、申込~受験~免状取得までの流れ2022年版

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配点と出題形式

A問題とB問題の2種類からなります。

A問題は1問5点。14問の70点

B問題は1問10点。2問は必修問題、選択問題が1問で30点。B問題は小問2問付いており1問各5点。

合計100点満点。

5肢択一式

試験当日は9:15~10:45の90分

電験三種試験時間

B問題は難易度が高くそれをどこまで解けるかがポイントと言えます。

合格点は60点だが、A問題14問すべて正解するのは難しいのでB問題をいかに解けるように勉強できるかを重視して対策すべきでしょう。

計算問題が多く

問題数計算問題それ以外
A問題14問10~12問2~4問
B問題3問(4問中)2~3問1~2問

計算問題が苦手で避けられないのが電気主任技術者試験です。

幸い、三種は計算問題の難易度は高くなくありません。毎日理論の問題を解いて勘を鈍らせないようにしつつ、計算問題を得点源とできるようにしましょう。

参考記事:電験三種~数学のレベルと試験でどう使われるか~

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出題傾向

電験三種の理論の出題傾向は、

A問題、B問題ともに特定の分野から多く出題されることはありません。

直流回路と交流回路は内容が共通している部分が多い、静電気と電磁気は関係が深いです。どこかの分野を勉強するのではなくすべてを満遍なく勉強していくと意外と理解が深まります。

出題範囲は特定の分野に偏らないので苦手分野を作らないように勉強することが大切です。理論がわからないという人は第2種電気工事士の勉強から始めてみるのをおススメします。

第2種電気工事士、第1種とステップアップするように勉強すると意外と解ける分野は多いです。

 

過去問

令和2年第三種電気主任技術者試験問題より引用

令和2年問題1

この問題は時間がかかる問題です。

 

令和2年問題7

ブリッジ回路の問題で簡単で必ず正解できなければいけない問題です。

 

令和2年問題15

B問題は難易度はAに問題に比べ高めになっています。

ただ、B問題を捨てると合格できないため、解けるように勉強する必要があります。

A問題は1~14問まで、B問題15~18問

B問題は小問が2問あり、各5点で採点されます。

第1種電気工事士試験合格した人なら見たことがある分野もあります。

範囲は広いですが、きちんと勉強すれば合格できるラインに到達できる問題といえます。

 

攻略法

過去問を10年分、15年分を何度も解くことで解法パターンを覚え、ほかの問題にも使えるようになることが必要です。

試験時間90分でA問題14問とB問題3問を解く必要があり、計算問題も多く時間不足になりやすいです。

試験問題の中には令和2年の1問目のように難しく、明らかに時間をかけさせる意図がある問題もあります。

本番では明らかに時間がかかる問題や極端に難しい問題を捨て、解法をすぐに思いつく問題を優先して解いていくのをおススメします。

勉強するときはいかに解法を思いつく問題を増やせるかが大切です。多くの過去問を解いて解法を覚えていきましょう。

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