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電気工事士独立

電気工事士で独立

電気の資格に詳しい人
・電気工事士の独立で一番多い一人親方とは何か?
・会社勤めと一人親方の違い
・メリット、デメリット
・注意すべきこと、将来性

電気工事士で将来独立してやるって人います。「独立したら今より儲かるし、人に気つかう必要ないから楽」って考えていませんか?

実は独立したからと言って儲かるわけではありませんし、人に気をつかうことがなくなるわけでもありません。

この記事では、電気工事士の独立で一番多い一人親方とは何か?、会社勤めと一人親方の違い、メリット、デメリット、注意すべきことなどを書いています。

独立すると働いたら働いただけ収入は増えますが、仕事がなければ収入は0になります。
工具だけでなく作業着、移動用の車両、加入しなければならない保険などで意外と必要経費がかかります。
人間関係に煩わされることは減りますが、信頼関係や人間関係の重要度は変わりません。
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電気工事士の独立

電気工事の仕事やっていると「いつか独立する」って目標を持って仕事している人がいます。

独立すると多くの場合最初は一人親方としてやっていきます。

 

一人親方とは

従業員を雇わずに自分と家族だけで事業を行う人。建設業界、電気工事業界ではとても多いです。応援や外注でとりあえず〇日間頼んだりします。

元請や客先から直接仕事を受注する場合もあります。

 

電気工事士で独立して一人親方になるとどこが変わるのか

収入、仕事、費用で見ていきましょう

 

収入面

雇われるわけではないので、1日20,000円などで応援に行くので稼ごうと思えば毎日昼夜働くことで従業員時代に比べて多く稼ぐことができます。

ただし仕事量によって収入は変わるので仕事がなければ収入は0です。

 

仕事面

以前からやっていた電気工事の仕事は当然します。

新たに元請や客先から直接仕事を受注できるように営業活動も必要です。

 

費用面

様々な仕事道具(電動工具など)や作業着、ヘルメットなどが必要となります。

会社勤めであれば会社支給だったものが自分で購入する必要が出てくるので余分な出費といえます。

また必要な電動工具などの道具のほかに移動の車なども当然準備しなければなりません。

一人親方の保険に加入が必要となるので、保険料も意外な支出となります。

必要なお金はかなりの金額となってしまい一人親方として独立するときにはまとまったお金が必要です。

 

メリット

自分の腕次第でガッツリ稼げる

ゼネコンなどの大きな現場や、 難しい技術を要する現場を抱えている会社もあります。

電気工事士が減っている現状で、高度な資格や技術を持っている人は、 引く手あまたで仕事に困ることはありません、仕事の単価も上がっていきます。

月20日働くのでも会社勤めで働くよりも多くのお金を得ることができます。

 

働き方の自由度が高い

仕事依頼から値段決め交渉や休日の設定、残業をやるかやらないかなど、独立した事業なので「自分のペースで仕事ができる」という点に魅力的です。

拘束時間が長かったり、毎月決まった給料しか支払われない正社員と違って、 働き方を一から自分で決めることが出来るのは大きなメリットと言えます。

 

上司がいないから気楽

人間関係や上司との付き合い方に、頭を悩ませている方もいるのではないでしょうか?

一人親方で上司と認識するのであれば、元請けの現場代理人くらいです。 同じ会社で一緒に働く上司とは違い、さほど気を遣う事も無く、精神的なストレスなどの負担も少ないでしょう。

また上司以外に 同僚との付き合い少なくなり人付き合いからストレスを感じることが減ります

 

自分の作業に集中するだけでいい

一人親方であれば応援などで行った現場での作業に集中すればよく、

後輩やアルバイトに対する監督・業務管理がなくなりますし、他業種との協調などの交渉も少なくなります。

自分の仕事さえすればよくその他の業務が減るのは色々と助かります。

 

デメリット

ずばり「お金」です。

元請けの会社や毎月の案件数によって、給料がガラリと変わります。

会社員として雇われていた時より稼ぎは良くなったが、その分支出も増えます。

「自分の腕次第でガッツリ稼げる」というメリットはありますが、自分の腕だけではどうにもならないという事もあるということを理解しておきましょう。

請ける約束をしていた会社に、「仕事無くなったから、明日やっぱり来なくていいや」と言われることもあります。もっと言えば、元請けでずっと信頼していた会社が、いきなり倒産・・・なんてこともありえます。

それだけハイリスクなのが一人親方であり独立するということです。

電気工事イメージ図

 

注意すべきこと

全ての支出を管理する

現場への交通費・燃料代や工具代、保険料など、事業に関わる全ての支出を、レシートや領収書で管理しなければいけません。経費で計上するためにはきちんと支出を管理しなければなりません。

工事は得意だけど、数字や管理に関しては苦手な人は「会計ソフトを使う」ことと、 『自分以外の家族・妻にお願いする』ことです。

会計ソフトを上手く使ったり、家族に協力してもらったり、自分なりの工夫を見つけられると、工事以外の業務もスムーズに進むでしょう。

 

人間関係、信頼関係が大切

メリットで挙げた「人付き合いからストレスを感じることが減る」。確かにストレスを感じることは減りますが、同時に仕事を受注している客先の人と一緒に仕事をするので行動や言動などで信頼を損ねてしまうと次から呼ばれないということが起こりえます。

人ですから雑な仕事をする人や適当なことだけ言って何も仕事しない人と仕事をしたいとは思いません。

仕事を一緒にするので言動や行動は重要です。

相手とけんかして次から仕事来ないなんてこともあるので我慢するところは我慢して付き合っていく必要があります。

仕事が欲しくて2社以上で仕事が被って仕事を断ると、断られた方は「次からは頼まない」ということも起こります。

客先との信頼関係を破壊するような行為や言動はやめましょう。

 

将来性

電気工事をできる人材が今後減っていくことが予想されています。

今はまだ仕事がこなせていても今後老朽化する設備の更新(例えば電線の張替え)の仕事は多く、人手不足もあって将来性は抜群です。

参考記事「電気工事士の将来性

 

普通に会社勤めで働くのに比べ、仕事の受注や経費の管理など大変ですが、

より多くのお金を儲けることができる、自由な働き方ができるなどメリットがあるのが独立です。

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