具体的な勉強法についてを学科試験、技能試験それぞれについて紹介しています。
「1種電気工事士の試験勉強も2種と一緒で簡単でしょ。」「1種って難しいって聞くけどそんなに難しいの?」って聞きます。
実際の第1種電気工事士の試験が難しいかどうかよりも合格できる方法を教えてほしいですよね。
この記事では、第1種電気工事士の合格できる勉強法ということで、、試験内容の分析、具体的な勉強法、おススメテキスト、問題集、技能試験対策の進め方を紹介します。
第1種電気工事士の資格取ろうと思うと、数学なんてわからない、技能試験って何すればいいの?って悩みます。その答えをこの記事に用意しました。
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第1種電気工事士試験の難易度
第1種電気工事士試験の難易度は簡単ではありません。学科試験、技能試験両方ともきちんと勉強、練習すれば合格できます。
学科試験は勉強時間が全く電気のことを知らない人で250時間。2種の50-100時間に比べると多いです。
技能試験も10問の公表問題を2-3回ずつ作れば時間内にできるようになります。
日頃から電気工事を行っている人であれば問題ありませんが、電気工事を行っていない人は何度も練習して時間短縮し効率よく作業できるようにしましょう。
第2種に比べると筆記、技能いずれも難しくなっているためきちんと対策しなければなりません。
参考記事:第1種電気工事士試験内容
勉強時間が大切なわけ
学科試験対策で勉強時間をベースに書いています。
時間は誰にも同じようにあり、合格までに必要な時間数は試験対策で勉強時間の目安となり、勉強計画の策定などに役立ちます。
勉強して試験を突破するにはどれだけ勉強したかが重要です。効率がいい悪いで多少の差はついても多くの時間勉強したほうが合格しやすい。
学科試験の勉強時間スケジュール
学科試験対策は申込から試験まで約3カ月で勉強を進める場合
初学者の場合で学科試験合格までの勉強時間は200時間で月間65時間、週16時間程度の勉強時間は確保することで合格のために必要です。
2種電気工事士取得者で内容をある程度覚えていれば、勉強時間は100時間で月間35時間、週9時間程度の勉強時間で済みます。
第2種電気工事士取得者の場合は週9時間必要なので、平日毎日1時間、土日4-5時間勉強しましょう。
毎日勉強するのは勉強する習慣をつけることができるため続けやすいんです。
毎日仕事から帰って21時~22時に勉強する、朝5時~6時というように決まった時間に勉強するようにしましょう。
3か月は長いので毎日勉強している人としていない人の差がつきやすいから注意してね。
ただし、電気工事士2種の内容を忘れてしまっているとそれだけ勉強時間が伸びますからご注意を!!!
第2種電気工事士の試験内容を覚えているとなると前年の上期あるいは下期合格者で学科試験時80点以上取れた人が条件となるでしょう。
半年間かけて勉強する
4月の上旬に勉強を始める場合
計画的に進めていく人は合計100時間の勉強時間で月17時間、週4.5時間勉強しましょう。
もし第2種電気工事士の内容を忘れているなら、その分だけ余分に勉強しなければなりません。
平日30分、土日3時間勉強しましょう。
平日の30分は仕事から帰ってから。土日は、土曜日の午前中だけというように勉強していくといいでしょう。
1か月でなんとか合格する
直前になって焦って勉強するパターンで1カ月しかない場合
100時間を1か月で勉強する場合毎日3.5時間勉強必要ですが、無理があります。
平日は2時間、土日は1日7時間30分勉強しましょう。
平日は毎日仕事から帰って20時~22時に勉強する、朝5時~6時と21時~22時勉強するようなイメージです。
休日は7.5時間なので1日中勉強に注ぎ込むしかありません。
もし1日休みたいならその分を平日などに追加で勉強しなければいけないので苦しいですよ。
技能試験の勉強時間スケジュール
技能試験対策は学科試験後から技能試験までの2か月間で進めるべきです。
技能試験合格に必要なのは公表10課題を2-3周練習できれば合格できます。
最初は第1種電気工事士の技能試験の作業量の多さに時間がかかってしまうので土日など時間がしっかり取れる日をおススメします。
最初は制限時間60分の課題に2時間かかってしまうこともよくある…。
最初は休みの日に慣れてくれば作業は早くなるので平日に作業できますよ。
2か月あるので最初の1か月で変圧器回路の理解、KIPケーブルを剥く練習と10課題を1周回しましょう。
残った半月(2週間)で10課題を毎日1つずつ1周+制限時間以上時間がかかっている課題をもう1回練習することで試験に臨みましょう。
合格発表後の1.5か月間
筆記試験から約2週間後にweb上で合格発表があるのでそれから準備を始める場合
工具、材料、テキストはすぐ揃えて、変圧器回路の理解、KIPケーブルを剥く練習などをすぐにしましょう。
課題の練習は土日に1日2-3課題作ってみるようにして最初の2週間で10課題を1周しましょう。
次の2週間で10課題を毎日1つずつ1周練習して制限時間と欠陥なく完成できるようにします。
ラスト2週間は制限時間以上時間がかかっている課題をもう1回練習することで試験に臨みましょう。
工具、テキスト、材料などは学科試験後に自己採点で60点以上の場合に材料や工具を買って練習していけば合格できます。
ただし、練習用の材料は学科試験後値上がりするので学科試験合格できる自信がある場合は事前に買った方が安くなりますよ。
勉強した内容は忘れてしまう理由
試験勉強はただすれば良いというものではありません。
残念ながら人は覚えたことも時間が経つと忘れていきます。
「エビングハウスの忘却曲線」というものがあり、一度勉強しても人間は時間がたつと忘れていきます。
覚えたことも翌日には33%しか覚えていません。
そのため記憶を定着させるためには効果的に復習することが良いとされており、
勉強した翌日、1週間後、1カ月後にそれぞれ復習すると効果的に記憶は定着すると言われています。
一冊の問題集を最初から最後まで勉強するよりも定期的に復習をしていくほうが効果的です。
勉強を続けるために
勉強時間は毎日少しずつでいいので時間を作って勉強しましょう。
毎日同じ時間に勉強することで習慣化にすれば勉強することは苦しくないです。
習慣に毎日同じ時間に勉強するのは例えば、1日1時間勉強するなら21時~22時と決まった時間に勉強します。休みの土日などに21時~22時+午前中に2時間だけ、というように決めた時間だけ勉強しましょう。
毎日同じ生活習慣で行動するようになると自然と21時~22時は勉強するようになります。
勉強をしていくとモチベーションの維持が大変です。一緒に試験を受ける人がいればいいですが、いないならカフェや図書館で勉強してみるのもいいでしょう。
全国で行われている講習会は集合して講義が行われるので強制的に勉強できますし、モチベーションの維持には良いでしょうね。
できる範囲での1週間、1か月での計画を立てて勉強進めることをおススメします。
働いているなどで勉強時間を作りにくい人
毎朝、あるいは毎晩に毎日最低1時間決まった時間に勉強するようにしてください。
1時間毎日すれば1カ月で、3カ月で90時間勉強できます。半年間で180時間。日々の積み重ねで勉強をしていきましょう。
試験の直前1か月くらいは勉強時間を増やすことをおススメします。人間は覚えたことは忘れていくので以前勉強したところを復習しましょう。
毎日時間が取れない人
どうしても仕事などで平日に時間取れない人は
休日に5-7時間(土日の2日間で12時間)勉強してください。勉強期間3カ月の場合1週間で15-20時間。
そしてそれ平日にその勉強した内容を10分でも20分でもいいので復習をしましょう。
時間のあるときにまとめて勉強する場合、時間の取れない日は復習だけでOK。
必要に応じて通信教育や試験対策講習を受講してください。
気持ちが切れそうという人は講習会をおススメします。ほかの受験生がいますし、集まって一斉授業の形で行われるので強制的に勉強するのでモチベーションアップには持ってこい。
学科試験分析
学科試験の問題は
②配電理論及び配線設計
③電気応用
④電気機器・蓄電池・配線器具・電気工事用の材料及び工具並びに受電設備
⑤電気工事の施工方法
⑥自家用電気工作物の検査方法
⑦配線図
⑧発電施設・送電施設及び変電施設の基礎的な構造及び特性
⑨一般用電気工作物及び自家用電気工作物の保安に関する法令
問題のレベルは第2種電気工事士と変わりませんが、出題範囲が広くなっていること、出題される内容が高圧関係中心でイメージしづらく難しく感じてしまいます。
筆記試験を合格するために
50問中30問正解で合格できる学科試験は全問正解する必要はありません。
試験問題もいわゆる難問奇問はなく、勉強すれば満点取れます。
計算問題が10問程度を捨てるか考えますが、計算問題は簡単で覚えることも少ない、同じ問題を3-5年のスパンで使いまわしている。
配線理論などの計算問題はそこまで難しくありません。
筆記試験は覚えることが案外多く、計算問題を10問捨ててしまうと30問正解の合格ラインが高くなってしまう。
最短で効率よく合格するには計算問題を得点源にはできなくても半分の5問正解できるようになりましょう。
過去問と似た問題が良く出るため、過去問を解くことが合格への最短ルートです。
第1種電気工事士は出題範囲が広いので過去問の範囲を広げて勉強しましょう。
おススメ勉強法
過去問を解くとしてもいきなり計算問題から解くよりも鑑別など覚えると得点できる問題から勉強を始めるのがいい。
②配電理論及び配線設計
③電気応用
④電気機器・蓄電池・配線器具・電気工事用の材料及び工具並びに受電設備
⑤電気工事の施工方法
⑥自家用電気工作物の検査方法
⑦配線図
⑧発電施設・送電施設及び変電施設の基礎的な構造及び特性
⑨一般用電気工作物及び自家用電気工作物の保安に関する法令
③電気応用、④電気機器・蓄電池・配線器具・電気工事用の材料及び工具並びに受電設備、⑤電気工事の施工方法、⑥自家用電気工作物の検査方法、⑧発電施設・送電施設及び変電施設の基礎的な構造及び特性、⑨一般用電気工作物及び自家用電気工作物の保安に関する法令
は覚えるだけで得点できるため、これら分野から勉強始めましょう。
出典:(一財)電気技術者試験センター 2020年第1種電気工事士筆記試験
上記のような暗記するだけで得点できる分野から勉強を始め、計算問題や配線図問題の勉強へと進めていきましょう。
具体的な勉強法
テキストの2-4ページを読む
ぜんぶ絵で見て覚える第1種電気工事士学科試験すいーっと合格
「ぜんぶ絵で見て覚える第1種電気工事士学科試験すいーっと合格」には問題集「すい~っと合格赤のハンディ ぜんぶ解くべし!第1種電気工事士 学科過去問」の該当するページが書いてあるので、そのページの問題を解きましょう。
問題を解いて右ページの解説を読むと理解が深まるのでおススメです。
すい~っと合格赤のハンディ ぜんぶ解くべし!第1種電気工事士 学科過去問
この方法をおススメするのは
いきなり過去問を解いても何を書いているかわからないので挫折しやすいんです。
最初にテキストを読んである程度知識を覚えてから問題を解くのが良い。このときにテキストは絵が多く、わかりやすい「ぜんぶ絵で見て覚える第1種電気工事士学科試験すいーっと合格」をおススメします。
全部テキスト読んでから問題集に取り組むのは量が多くて心が折れてしまうので少しの量を読んでその部分の問題を解くのがベスト。
「すい~っと合格赤のハンディ ぜんぶ解くべし!第1種電気工事士 学科過去問」は分野ごとに分かれていて、かつテキストの「ぜんぶ絵で見て覚える第1種電気工事士学科試験すいーっと合格」とリンクしているので勉強しやすいからおススメですね。
参考記事:筆記試験の勉強の仕方
計算問題捨てるべきか否か
第1種電気工事士試験では計算問題は難しくなります。
出題ケースが増えるのでそれだけ勉強しなければなりません。
2種の試験内容の復習から始めましょう。ただそれだけ時間がかかるので1種における計算問題は後回しでOKです。
どうしても計算問題がダメというなら捨てることも一つの方法です。
2種と違って難しく簡単に得点にできる分野ではないので、暗記問題をそれだけ覚える必要がありますが戦略としてはアリです。
学科試験勉強法
- 市販の参考書、問題集
- ユーキャンなどの通信教育
- 1種の試験対策の講習会を利用
これらをうまく活用して勉強を進めていきましょう。
2種電気工事士を持っているかなど個人差が大きいためタイプ別のおススメ勉強法を紹介します。
タイプ | おススメ勉強法 |
数学、電気の知識があり、第2種電気工事士試験を上期あるいは昨年の下期に受験し、80点以上取れた人。 | 短期間で合格可能。独学でバリバリ進めていく |
2種試験に合格後1年以上経過した人で電気、数学の知識のある人 | 市販の問題集などで勉強していきましょう。必要に応じて2種の復習も |
数学はわかっても、電気はわからない、2種も持っていない | 通信教育をおススメ、2種の内容も並行して勉強 |
数学、電気のことが全くわからないという人 | 2種を取得してから1種を目指そう |
参考記事:電気工事士独学で合格
参考記事:講習会一覧【第1種電気工事士試験】
おススメ問題集
すい~っと合格赤のハンディぜんぶ解くべし! 第1種電気工事士 学科過去問2024 (すぃ~っと合格赤のハンディ)
おススメ度☆☆☆☆☆
問題は分野ごとに分けてある。
解説で必要な関連知識を書かれていること、見開きで問題と解説が見えるのは勉強するときにありがたい。
「第1種電気工事士筆記試験すぃ~っと合格」のページが参考書ページとして書かれており、2冊を1セットで勉強するときはとても心強い。
過去問を解くことに特化したもので分野ごとに分かれているので初学者にとっては同じ分野を続けて勉強できるのでおススメ。
参考記事:おススメの問題集、テキスト
おススメテキスト
2024年版 ぜんぶ絵で見て覚える 第1種電気工事士学科試験すいーっと合格
おススメ度☆☆☆☆☆
各章ごとに解説があり、最後に問題演習という構成。
フルカラーでわかりやすく、よく出る問題180問もついている。重要ポイント丸暗記ノートもついている。
「すい~っと合格赤のハンディ ぜんぶ解くべし!第1種電気工事士 学科過去問」と2冊を1セットで勉強するときはとても心強い。
頻出分野中心でテキストや参考書として考えると若干内容の不足を感じるが60%得点できればいいので十分な内容と言える。
本書は1から読んで勉強するには向いているが、辞書的な使い方には内容が少なめ。「すい~っと合格赤のハンディぜんぶ解くべし! 第1種電気工事士 学科過去問」とセットで学習するのがベスト。
数学、電気の知識があり、第2種電気工事士試験を上期あるいは昨年の下期に受験し、80点以上取れた人
電気および数学の知識はあり、かつ2種試験の内容も覚えているので1種の勉強を始めて短期間での合格が可能です。
直近で2種獲得していて勉強する習慣は残っているので上のおススメのテキスト、問題集すれば大丈夫です。
基礎知識はあるので取っ掛かりやすく、各地で行われている講習会を受けてモチベーションを保つのも一つです。
参考記事:講習会一覧【第1種電気工事士試験】
参考記事:電気工事士試験で必要な数学
2種試験に合格後1年以上経過した人で電気、数学の知識のある人
上でおススメのテキストと問題集で紹介の勉強法で勉強してください。
1種の内容は難しく勉強する自信がないと感じるかもしれませんが、勉強続けていくとどんどん得点できるようになるので
1種の筆記試験は覚えることが多く、2種の内容も忘れています。まず2種の電気理論の復習から始めましょう。
数学はわかっても、電気はわからない、2種も持っていない
三角関数、三平方の定理などはわかるけどインピーダンスなどはわからないという人。
2種と違って、1種は難しいです。
独学ならいきなり1種の勉強をはじめてもわからないことだらけです。
計算問題は2種から始め1種の勉強に移行してください。
それ以外の鑑定、法規などは1種のみで過去問を解きまくりましょう。
時間があるなら独学で合格できるのでどんどん進めていくのでOKです。
独学だと間がかかってしまうため時間がない場合は通信教育をおススメします。
通信教育で最初から勉強していくこと。わからなければ質問できるメリットを生かすこともできるので効率的に勉強を進められます。
そのときに2種の参考書などで基本的な電気の知識を調べられるようにしておくことをおススメします。
独学で勉強していくとわからないことだらけだと勉強を続けるのが苦痛となってしまい挫折します。通信教育や講習会をうまく使いましょう。
数学、電気のことが全くわからないという人
いきなり1種の受けるのはやめましょう。2種を取得してから1種を受けるようにしましょう。
三角関数や直流と交流など知っておくべきことが多くあります。
1種の試験対策講習会や通信教育は電気の基本的なこと、基礎数学は知っているものとして進められるためわからずについていけない、途中で挫折してしまいます。
そのためまず第2種電気工事士を取得してから第1種電気工事士の勉強を始めましょう。
参考記事:合格できる勉強法【第2種電気工事士】
技能試験分析
技能試験は電気工事の実技試験で受験案内に10課題が公表されていて、60分以内に出題された課題を欠陥なく完成させることができれば合格できます。
日ごろと異なる環境で欠陥などなく作ることが大切です。
公表問題は受験案内に公開されており、その中の1問を本番では作るようになります。
出典:(一財)電気技術者試験センター 2020年第1種電気工事士技能試験
技能試験を合格するために
公表されているのは単線図のみで施工条件などは試験対策本に書かれているものを参考にしてください。
1種の技能試験の施工条件は本番と試験対策本などでは異なる部分があるため注意してください。
②作業後にミスがないか確認すること
③時間を管理すること
技能試験対策でたった3つのすべきこと
- 複線図の書き方を理解して、実際に公表問題で書けるようにする
- 欠陥の判断基準を理解する
- 制限時間内に余裕をもって課題を完成させられるようにする
この3つを行うようにしてください。
技能試験の勉強方法
技能試験勉強開始時期は筆記試験終了後。
複線図の書き方を理解して、問題を実際に作ってみることが一番です。
最初は60分という制限時間内にできませんが、焦らずに練習していくと時間内にできるようになります。
合格の目安は55分以内に完成させられるようになれば合格できると言えます。
参考記事:技能試験勉強の仕方
技能試験の勉強の進め方
テキスト、工具と材料をそろえましょう。
第2種電気工事士の技能試験を合格していることが前提です。
①変圧器の回路理解とKIPケーブルを剥く練習
最初はいきなり公表課題を作るのではなく、KIPケーブルを剥く練習と変圧器の回路の勉強をしましょう。
KIPケーブルはホームセンター等では売っていませんがamazonにありました。
KIPケーブルは第1種電気工事士で使うもので中々売られていませんし練習する機会もありません。
でも作業はやりにくいのでamazon等で購入して練習してみることをおススメします。
同時進行で変圧器の回路図を技能試験対策用のテキストで勉強しておくことを忘れずにね。
複線図書くときは3色あるいは4色ボールペンがあると便利。
②作業内容を理解する
基本的な作業の練習をした後はいきなり課題を作るのではなく、まず作業内容を理解するためにテキストを読みましょう。
おススメのテキストは「ぜんぶ絵で見て覚える 第1種電気工事士技能試験すい~っと合格」です。
どういう作業があるか注意点含め書いてくれているので読んでみましょう。
単位作業を理解した後に最初に作るつもりの公表課題の解説を読んでください。
③公表課題の作成
解説を読んだ公表課題を実際に作ってみてください。
このとき時間はどれだけかかっても構いません。
60分の時間制限ですが2時間かかることもあるので時間は気にしなくてOK。
④公表課題が出来たら採点してみよう
テキストに欠陥となるケースは一通り説明されています。
2種合格している人だと欠陥となるケースは一通りわかっているのでそのページで確認して採点してみましょう。
➄公表課題をどんどん作って、採点してミスなく完成させられるように練習しよう
1つ公表問題を作って採点できたら、どんどん公表問題を作って採点していきましょう。
ミスなく完成させられるか、時間内にできるかなど練習していく中で完成度を高めていこう。
第1種電気工事士の技能試験は時間との勝負になります。できるだけ無駄な作業は省きましょう。
参考記事:第1種電気工事士の技能試験を合格できるたった3つの注意点と勉強法
おススメの工具、練習材料
がおススメです。
ホーザン(HOZAN) 電気工事士技能試験工具セット 基本工具+P-958VVFストリッパー DK-28 特典ハンドブック付 ...
フジ矢 ケーブルハンディカッター 240mm
KIPケーブルをペンチで切りにくいときにおススメ。仕事でも重宝する工具です。
とりあえず検討しているなら見てみることをおススメします。
ホーザン(HOZAN) 令和6年 第一種電気工事士技能試験 練習用部材 DK-63 3回セット 特典ハンドブック
おススメ度☆☆☆☆
参考記事:おススメの工具、テキスト【技能試験】
おススメのテキスト
ぜんぶ絵で見て覚える 第1種電気工事士 技能試験すい~っと合格2024年版
おススメ度☆☆☆☆
本書の最初に欠陥となるケースをあげていて注意しなければいけないことをわかるようにしていていい。
作業シミュレーションで実際の作業の進め方、注意点の説明があるのはいい。
公表問題は問題と複線図の解説のみ。
二種合格していることが前提で、作業上の方法や注意点を改めて説明しなくてもわかって当然といえる構成になっている。
参考記事:おススメの工具、テキスト【技能試験】
技能試験時間配分おススメ
- 施工条件の読み込みと複線図の作成
- 複線図の確認
- 電線カット、被覆剥き、機器への取り付け(すべての機器)
- 配線圧着、接続、ジョイントボックスほか仕上げ
- 見直し。寸法、欠陥事由などの確認
施工条件の読み込みと複線図の作成
時間は3分。施工条件の確認し、電線の色指定、接続方法などを複線図に反映させたものを作成しておくのがコツ。ケーブルの切断寸法、リングスリーブの指定など全ての条件を複線図に書いておくと後から確認するときに安心です。複線図書くときは3色あるいは4色ボールペンで書くのがおススメ。黒線はクロ、赤線はアカ、白線はアオというように色を変えて書けるのが良いんですよ。
複線図の確認
時間は1分。施工条件、配線ミスがないか確認。ここでのミスは命取りになるので絶対にミスをしないように。
電線カット、被覆剥き、機器への取り付け(すべての機器)
時間は35分。書いた複線図にケーブルの切断寸法も書いておけば、複線図を見ながら電線カット、被覆剥きを行うのでミスをする確率を減らせますよ。
その後各機器への取り付けはビスを落としたりしないように注意しましょう。
各機器をバラバラに置いたらわかりにくいので複線図の向きに合わせて置いておけば後から便利ですよ。
配線圧着、接続、ジョイントボックスほか仕上げ
時間は15分。差し込みコネクタの先に心線が見えるか、圧着が正しくできているかなどミスがないように作業をしてください。複線図に圧着の指示、差し込みコネクタを書いておくと確認しながらできるので良いですよ。
第1種電気工事士の技能試験で時間に余裕はないのでミスをすると致命傷となる可能性があるのでできる限りミスなく作業できるようにしましょう。
見直し。寸法、欠陥事由などの確認
時間は5分。心線がはみ出していないか、ケーブルの長さが著しく違わないかなど欠陥事由となるところを確認してください。最後に施工条件、単線図と複線図、欠陥事由となりうるところなど確認していきます。またきれいに仕上げましょう。
全部終わったらゴミを片付けましょう。
参考記事:第1種電気工事士の技能試験を合格できるたった3つの注意点と勉強法
実技初心者は?
技能試験の電気工事を日頃やっていない人は意外に多いです。
器具等を買って、参考書買って自分で練習してみるのでも10課題を1時間前後で完成できるようになればもう1周すれば合格ラインに達することができます。
1周しても1時間前後で完成できない人は作業を見直して時間短縮できるところを探すようにしてください。
練習で1時間切れるように何度も練習していくしかありません。
通信教育の技能試験を受けてみてもいいですが、添削してもらえるところは少ないです。
全国各地で行われている講習会で技能試験対策が行われます。日程等が合うなら受けてみると勉強になりますからおススメです。
不器用な人は?
私自身が不器用な人間で、このタイプです。私自身は散々練習して対策しました。特に輪作りは苦手だったのでとにかく作りました。
全国各地で行われている講習会で技能試験対策が行われますから受けてください。不器用なので時間の短縮、正確な作業を行うためにはだれかに見てもらう、聞ける環境は大切です。また、同じ受講生にいろいろと質問して学べることは学んでください。
後は自分で練習するのが一番です。通信教育の技能試験は受けてもいいです。とにかく練習して人から吸収できることを吸収して少しでも作業を早く進められるようにしましょう。
練習なら作業ごとに時間をある程度計っておいて、作業ごとに短縮可能なポイントを探して地道に時間を短くするしかありません。
仕事で電気工事している人は?
個人差はありますが、日ごろから内線関係の電気工事されているは複線図の確認と欠陥事由をチェックして欠陥となる場合の確認をすること。
日頃から電気工事されている人でも1種となると作業量は多いので1周作ってみることをおススメします。
1種の技能試験は作業量の多いですし、作ってみることで意外と抜け落ちているところに気づけますからやってみてことは大切です。