具体的な勉強法についてを学科試験、技能試験それぞれについて紹介しています。
電気工事士の試験勉強は「電気工事士はどう勉強したらいいの?」、「独学で合格できるの?」、「技能試験対策って何をするの?」と色々と悩みますよね。
「学科試験だけでなく技能試験の勉強法も知りたい」、「電気や数学のことわからないとどうすればいいの?」と思う人が多いので、第2種電気工事士の合格できる勉強法ということで、試験内容の分析、具体的な勉強法、おススメテキスト、問題集、技能試験対策の進め方を紹介します。
第2種電気工事士の資格取ろうと思うと、数学なんてわからない、技能試験って何すればいいの?って悩みます。その答えをこの記事に用意しました。
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第2種電気工事士試験の難易度
第2種電気工事士試験の難易度は易しいです。免許試験みたいに勉強すれば誰でも合格できます。
学科試験は電気のことを知らない人で50~100時間勉強すれば合格できますね。
技能試験も13問の公表問題を2回ずつ作れば時間内にできるようになります。
学科試験の勉強時間スケジュール
学科試験合格まで必要な勉強時間50時間~100時間
確実を期すなら100時間したほうがいいですが、50時間勉強でも合格することはできますよ。
試験申込から学科試験まで2か月間で勉強するのがおススメです。
2か月間毎日1時間勉強すれば60時間となるので合格ラインに達しますね。
毎日勉強するのは勉強する習慣をつけることができるため続けやすいんです。
毎日仕事から帰って21時~22時に勉強する、朝5時~6時というように決まった時間に勉強するようにしましょう。
2か月は長いようで短いので毎日勉強している人としていない人の差がつきやすいから注意してね。
2週間でなんとかする
毎日勉強していなくて直前になって焦ってしまった人
2週間で勉強する場合は
14日間50時間勉強するなら1日3時間半ですが無理があるので、
平日2時間半、土日6時間勉強しましょう。これで50時間になります。
平日毎日2時間半は20時~22時30分まで勉強して、平日の6時間は朝6時~12時まであるいは、朝9時~16時まで勉強するイメージです。
2週間での合格を目指す場合は中々ハードです。
毎日コツコツ勉強続けるのをおススメします。
技能試験の勉強時間スケジュール
技能試験合格に必要な勉強時間は13課題2周
技能試験の制限時間は40分あるが練習すれば20分で完成できます。ただし、技能試験の課題を練習する前に複線図の書き方、基本的な作業の練習などやるべきことが多くあります。
学科試験後から技能試験までの1か月半で対策する場合
最初はどうして時間がかかってしまうので土日など時間がしっかり取れる日をおススメします。
最初は制限時間40分の課題に2時間かかってしまうこともよくある…。
最初は休みの日に慣れてくれば作業は早くなるので平日に作業をしましょう。
1か月半あるので最初の1か月で複線図の書き方、基本的な作業の練習と13課題を1周回しましょう。
残った半月(2週間)で13課題を毎日1つずつ1周すればOKです。
合格発表後の1か月間
学科試験から2週間後にweb上で合格発表があるのでそれから準備を始める場合
工具、材料、テキストはすぐ揃えて、複線図の書き方、基本的な作業の練習などをすぐにしましょう。
課題の練習は土日に1日2-3課題作ってみるようにして最初の2週間で13課題を1周しましょう。
残った半月(2週間)で13課題を毎日1つずつ1周すればOKです。
工具、テキスト、材料などは筆記試験後に自己採点で60点以上の場合に材料や工具を買って練習していけば合格できます。
ただし、練習用の材料は学科試験後値上がりするので学科試験合格できる自信がある場合は事前に買った方が安くなりますよ。
学科試験分析
学科試験の問題は
②配電理論及び配線設計
③電気機器、配線器具並びに電気工事用の材料及び工具
④電気工事の施工方法
⑤一般用電気工作物の検査方法
⑥配線図
⑦一般用電気工作物の保安に関する法令
学科試験を合格するために
50問中30問正解で合格できる学科試験は全問正解する必要はありません。
試験問題は難しくなく、きちんと勉強すれば合格できますよ。
計算問題が10問程度を捨てるか考えますが、計算問題は簡単で覚えることも少ない、同じ問題を2-3年のスパンで使いまわしているんです。
学科試験は覚えることが案外多く、計算問題を10問捨ててしまうと30問正解の合格ラインが高くなってしまう。
最短で効率よく合格するには計算問題を捨てるのはやめましょう。
とは言っても計算問題を全問正解目指すのもちょっと億劫ですから10問中4問取れるところを目標にしましょう。
過去問と似た問題が良く出るため、過去問を解くことが合格への最短ルートです。
おススメ勉強法
過去問を解くとしてもいきなり計算問題から解くよりも鑑別など覚えると得点できる問題から勉強を始めるのがいい。
②配電理論及び配線設計
③電気機器、配線器具並びに電気工事用の材料及び工具
④電気工事の施工方法
⑤一般用電気工作物の検査方法
⑥配線図
⑦一般用電気工作物の保安に関する法令
③電気機器、配線器具並びに電気工事用の材料及び工具
④電気工事の施工方法
⑤一般用電気工作物の検査方法
⑦一般用電気工作物の保安に関する法令
は覚えるだけで得点できるため、この分野から勉強始めましょう。
具体的な勉強の進め方
テキストの2-4ページを読む
ぜんぶ絵で見て覚える第2種電気工事士学科試験すいーっと合格
「ぜんぶ絵で見て覚える第2種電気工事士学科試験すいーっと合格」には問題集「すい~っと合格赤のハンディ ぜんぶ解くべし!第2種電気工事士 学科過去問」の該当するページが書いてあるので、そのページの問題を解きましょう。
問題を解いて右ページの解説を読むと理解が深まるのでおススメです。
すい~っと合格赤のハンディ ぜんぶ解くべし!第2種電気工事士 学科過去問
この方法をおススメするのは
いきなり過去問を解いても何を書いているかわからないので挫折しやすいんです。
最初にテキストを読んである程度知識を覚えてから問題を解くのが良い。このときにテキストは絵が多く、わかりやすい「ぜんぶ絵で見て覚える第2種電気工事士学科試験すいーっと合格」をおススメします。
全部テキスト読んでから問題集に取り組むのは量が多くて心が折れてしまうので少しの量を読んでその部分の問題を解くのがベスト。
「すい~っと合格赤のハンディ ぜんぶ解くべし!第2種電気工事士 学科過去問」は分野ごとに分かれていて、かつテキストの「ぜんぶ絵で見て覚える第2種電気工事士学科試験すいーっと合格」とリンクしているので勉強しやすいからおススメですね。
参考記事:学科試験の勉強の仕方
計算問題を捨てるべきか否か
第2種電気工事士の計算問題は何度も同じ問題が出題されていて捨てるにはもったいない分野です。必ず勉強してください。
絶対に勉強しなければならないのは「配線理論」です。
配線理論は許容電流を求める問題、幹線の太さを決める問題、配線用遮断器と電流値に関する問題などが出題されます。出題パターンは決まっていて少し学習すると得点できるので絶対に捨ててはいけない分野です。
それ以外にも、抵抗率や発熱量の問題は簡単なので少し勉強すれば得点できるようになります。必ず勉強しましょう。
学科試験の勉強時間
学科試験合格までの勉強時間は初学者で50~100時間。毎日1時間の勉強時間は確保することで合格に必要な50時間はクリアできます。
最初わかりにくい、あるかもしれませんが勉強をやり続けることでわかるので焦らず勉強を続けましょう。
完璧を目指す必要はありませんから苦手分野があっていい。
試験勉強の進み具合から直前期に勉強時間を増やすなどの対策をしていくことで学科試験を合格することができます。
高校や大学で電気のことを勉強したことがある人ならもっと少ない時間で合格できるため必要な勉強時間はより少なくなります。
勉強時間の確保の仕方
毎朝、あるいは毎晩に毎日1時間決まった時間に勉強しましょう。
申込から学科試験までの2カ月で60時間確保できます。
毎日勉強するのは勉強する習慣をつけることができるため続けやすいんです。
毎日仕事から帰って21時~22時に勉強する、朝5時~6時というように決まった時間に勉強するようにしましょう。
毎日勉強続けると習慣になるので勉強するのが億劫でなくなるんですよね。
毎日時間が取れない人
仕事などで毎日勉強する時間が取れない人は週末などに1週間分まとめて7時間勉強してください。
そしてそれ以外の日は10分でも20分でもいいので復習して勉強したことを覚えていきましょう。
1週間で7時間勉強すると、申し込みから勉強始めて学科試験までに50時間超えることができます。
学科試験勉強法
- 市販の参考書、問題集で勉強する。
- ユーキャンなどの通信教育を利用する。
- 2種では講習が積極的に行われているので、それを利用する
といった方法があります。
参考記事
おススメの問題集
すい~っと合格赤のハンディ ぜんぶ解くべし!第2種電気工事士 学科過去問2024 (すぃ~っと合格赤のハンディ)
おススメ度 ☆☆☆☆☆
直近10年分の問題で分野ごとに分けてあります。
解説で必要な関連知識を書かれていること、見開きで問題と解説が見えるのは勉強するときにありがたい。
「第2種電気工事士学科試験すぃ~っと合格」のページが参考書ページとして書かれており、2冊を1セットで勉強するときはとても心強い。
過去問を解くことに特化したもので分野ごとに分かれているので初学者にとっては同じ分野を続けて勉強できるのでおススメ。
2024年版 第二種電気工事士試験 学科試験 過去問題集
おススメ度☆☆☆☆☆
過去問を10年分、試験ごとにまとめられています。
1回の試験50問の問題があり、その後に解説という構成。
解説は関連知識が豊富で、解説は図が多く、わかりやすく読むだけで多くの勉強ができる優れもの。またフルカラーでわかりやすい。
「第二種電気工事士試験 完全攻略 学科試験編」は同じ筆者が書いている。
2024年版 第二種電気工事士学科試験標準解答集
おススメ度☆☆☆☆
最初に要点がまとめられていて、配線図についても説明があり学科試験範囲一通り勉強できる。
過去問を10年分、試験ごとにまとめられています。1回の試験50問の問題があり、その後に解説という構成です。
問題集としては定番だが、「第二種電気工事士試験 学科試験 過去問題集」と比べたとき、要点の説明は簡素で問題の解説も簡素で内容が見劣りする。
問題集としては優れており、基本的なことを理解している人が問題演習を行うには最適と言える本書。
ただ、初学者がいきなり勉強するにはハードルが高め。
参考記事:おススメの問題集、テキスト
おススメのテキスト
2024年版 ぜんぶ絵で見て覚える第2種電気工事士学科試験すい~っと合格
おススメ度☆☆☆☆☆
各章ごとに解説があり、最後に問題演習という構成。
フルカラーでわかりやすく、よく出る問題180問もついている。重要ポイント丸暗記ノートもついている。
「すい~っと合格赤のハンディ ぜんぶ解くべし!第2種電気工事士 学科過去問」と2冊を1セットで勉強するときはとても心強い。
巻末の五十音順の用語索引は多く探したい内容を見つけやすい。
頻出分野中心でテキストや参考書として考えると若干内容の不足を感じるが60%得点できればいいので十分な内容と言える。
2024年版 第二種電気工事士試験 完全攻略 学科試験編
おススメ度☆☆☆☆
問題は203問。
全体的に文字が多く一目みてわかるようにはなっていないが、内容は網羅されており、解説はわかりやすい。
計算問題の電気理論は解説は丁寧でわかりやすい。計算問題の解説部分はとても丁寧でわかりやすい。
ただ、内容が細かいところまで行き過ぎていて、辞書として使うならいいが、この本で1から読んで勉強しようとするのは効率が悪い。
「 第二種電気工事士試験 学科試験 過去問題集」は同じ筆者が書いている。
参考記事:おススメの問題集、テキスト
数学、電気いずれも知識ある場合(工業高校の電気科卒業など)
オームの法則をはじめ、インピーダンスZなどの電気に関する基礎知識は持っていますという人向け
過去問題集を解いていく。
電気に関する知識だけでなく鑑別や法令なども十分合格レベルに達します。
わからないところ、知らないところを「ぜんぶ絵で見て覚える第2種電気工事士学科試験すい~っと合格」で勉強しましょう。
数学の知識はあるが電気の知識はない場合(理系の高校卒業、文系でも数学のできた人)
独学で問題ありません。テキストを読んで、問題集を解いて勉強していけば合格できます。
テキストで2-4ページ読んで、問題集を解いていきましょう。それを繰り返していくだけです。
もしわからないところが出ても悩まずに次の問題をどんどん解いていきましょう。後からわからない問題を見直したときにいつの間にか解けるようになっていますから安心してください。
数学は何となく覚えているけど電気なんてわからない
√(平方根)、分数は覚えているけど文系だった、高校時代の数学なんて覚えていない人向け
電気のことがわからなくても覚えてしまえば問題ありません。
覚える内容も少ないですし、きちんと勉強すれば覚えられます。
もし勉強していく中で不安があるなら、各地で行われている講習会を利用するのは一つの方法ですが、日程は確認しましょう。
講習会の締め切りは試験申込時期に設定されていることが多く早めの申込が必要です。
算数ならわかるけど数学なんてわからない人
三角関数何それ?算数はわかるけど、分数や√(平方根)なんてさっぱり
電気工事士試験の数学のレベルは低いので数学がわからなくても問題ありません。
独学で問題ありません。テキストを読んで、問題集を解いて勉強していけば合格できます。
勉強を進めていく上で不安があるなら各地で行われている講習会や通信教育を利用するのは一つの方法です。
講習会は職業訓練校が実施するのは比較的安価ですが、それ以外は高額なのが…。
通信教育も高額ですが、講習会もあまり変わらないので受けるならサポートが良い通信教育をおススメしますね。
参考記事:電気工事士試験で必要な数学
技能試験分析
技能試験は電気工事の実技試験で受験案内に13課題が公表されていて、40分以内に出題された課題を欠陥なく完成させることができれば合格できます。
日ごろと異なる環境で欠陥などなく作ることが大切です。
公表問題は受験案内に公開されており、その中の1問を本番では作るようになります。
出典:(一財)電気技術者試験センター 2020年第2種電気工事士下期技能試験
技能試験を合格するために
公表されているのは単線図のみで施工条件などは試験対策本に書かれているものとほぼ同じです。
②作業後にミスがないか確認すること
③時間を管理すること
No.1を複線図化すると
完成例
出典:(一財)電気技術者試験センター 2020年第2種電気工事士下期技能試験
技能試験本番は日頃と違う環境での試験、周囲の受験生に焦ることがありますが落ち着いてミスなく完成させましょう。
技能試験対策でたった3つのすべきこと
- 複線図の書き方を理解して、実際に公表問題で書けるようにする
- 欠陥の判断基準を理解する
- 制限時間内に余裕をもって課題を完成させられるようにする
この3つを行うようにしてください。
技能試験の勉強方法
技能試験勉強開始時期は学科試験終了後。
複線図の書き方を理解して、問題を実際に作ってみることが一番です。
最初は40分という制限時間内にできませんが、焦らずに練習していくと時間内にできるようになります。
合格の目安は30分以内に完成させられるようになれば合格できると言えます。
参考記事:技能試験勉強の仕方
技能試験の勉強の進め方
テキスト、工具と材料をそろえましょう。
①ケーブルを剥く練習、輪作りの練習、複線図の書き方練習
最初はいきなり公表課題を作るのではなく、ケーブルを剥く練習、輪作りの練習をしましょう。
練習するときはテキストに書いてある作業手順を読んでからするように注意してね。
最初に課題を作るにしても何をどう作業したらいいかわからないので、まず作業内容を理解するところから始めましょう。ケーブルの剥き方と輪作りを練習して安定して作業ができるようにしましょう。
ホームセンターやamazonなどでVVF-1.6mm 2芯のケーブルを少し買って練習するのをおススメします。
VVF 1.6m 2芯のケーブル
同時進行で複線図の書き方を技能試験対策用のテキストで勉強しておくことを忘れずにね。
複線図書くときは3色あるいは4色ボールペンがあると便利。
②作業内容を理解する
基本的な作業の練習をした後はいきなり課題を作るのではなく、まず作業内容を理解するためにテキストを読みましょう。
おススメのテキストは「第二種電気工事士試験 完全攻略 技能試験編」です。
どういう作業があるか注意点含め書いてくれているので読んでみましょう。
単位作業を理解した後に最初に作るつもりの公表課題の解説を読んでください。
③公表課題の作成
解説を読んだ公表課題を実際に作ってみてください。
このとき時間はどれだけかかっても構いません。
40分の時間制限ですが2時間かかることもあるので時間は気にしなくてOK。
④公表課題が出来たら採点してみよう
テキストに欠陥となるケースは一通り説明されています。
おススメテキストで挙げた「第二種電気工事士試験 完全攻略 技能試験編」は各問題のページで欠陥となるケースが書かれてあって採点しやすいのでおススメしています。
➄公表課題をどんどん作って、採点してミスなく完成させられるように練習しよう
1つ公表問題を作って採点できたら、どんどん公表問題を作って採点していきましょう。
ミスなく完成させられるか、時間内にできるかなど練習していく中で完成度を高めていこう。
おススメの工具、練習材料
がおススメです。
ホーザン(HOZAN) 電気工事士技能試験工具セット 基本工具+P-958VVFストリッパー DK-28 特典ハンドブック付 ...
おススメのテキスト
2023年版 第二種電気工事士試験 完全攻略 技能試験編
おススメ度☆☆☆☆☆
詳細に説明がされていてきちんと勉強進める人にとってはいい。写真も多くわかりやすい。
欠陥となるケースもきちんと説明されているが、全体的に文字が多め。
問題ごとに欠陥となるケースが説明されているので、問題を作った後に採点するときに重宝するからおススメ。
みんなが欲しかった! 第二種電気工事士 技能試験の完全攻略 2024年度 (みんなが欲しかった! シリーズ)
おススメ度☆☆☆☆
どの部分も写真や図が多くわかりやすい。問題ごとに作業手順や注意点を写真や図が付いていてとてもわかりやすくていい。
残念なのが、欠陥となるケースの説明が作業の説明ページにあるので、問題を作った後に採点するときに調べにくいのがマイナス。
みんなが欲しかった! 第二種電気工事士 技能試験の完全攻略 2024年度 [公表問題13問を徹底解説+ゼロからわ...
写真が大きく見やすい。公表問題の部分に問題ごとの複線図の解説があるのはいい。
ただ、公表問題の部分にどういう場合が欠陥となるか、作業上の注意点などの説明がないのが残念。
公表問題のページはスリムでわかりやすいのはメリット。
技能試験時間配分おススメ
- 施工条件の読み込みと複線図の作成
- 複線図の確認
- 電線カット、被覆剥き、機器への取り付け(すべての機器)
- 配線圧着、接続、ジョイントボックスほか仕上げ
- 見直し。寸法、欠陥事由などの確認
施工条件の読み込みと複線図の作成
時間は3-4分。施工条件の確認し、電線の色指定、接続方法などを複線図に反映させたものを作成しておくのがコツ。ケーブルの切断寸法、リングスリーブの指定など全ての条件を複線図に書いておくと後から確認するときに安心です。
複線図の確認
時間は1分。施工条件、配線ミスがないか確認。ここでのミスは命取りになるので絶対にミスをしないように。
電線カット、被覆剥き、機器への取り付け(すべての機器)
時間は15分。書いた複線図にケーブルの切断寸法も書いておけば、複線図を見ながら電線カット、被覆剥きを行うのでミスをする確率を減らせますよ。
その後各機器への取り付けはビスを落としたりしないように注意しましょう。
各機器をバラバラに置いたらわかりにくいので複線図の向きに合わせて置いておけば後から便利ですよ。
配線圧着、接続、ジョイントボックスほか仕上げ
時間は10分。差し込みコネクタの先に心線が見えるか、圧着が正しくできているかなどミスがないように作業をしてください。複線図に圧着の指示、差し込みコネクタを書いておくと確認しながらできるので良いですよ。
もし圧着し間違えたら試験官に言ってリングスリーブをもらうようにしましょう。
見直し。寸法、欠陥事由などの確認
時間は5分。心線がはみ出していないか、ケーブルの長さが著しく違わないかなど欠陥事由となるところを確認してください。最後に施工条件、単線図と複線図、欠陥事由となりうるところなど確認していきます。またきれいに仕上げましょう。
全部終わったらゴミを片付けましょう。
実技初心者は?
技能試験の電気工事の実技やったことない人多いです。
器具等を買って、参考書買って自分で練習してみるのでも13課題2周すれば合格ラインには達します。
通信教育の技能試験を受けてみてもいいですが、添削してもらえるところは少ない。ユーキャン、TACは対応しています。
全国各地で行われている講習会で技能試験対策が行われます。日程等が合うなら受けてみると勉強になりますからおススメです。
不器用な人は?
不器用で技能試験合格できると思えないという人。
私自身が不器用な人間で、このタイプです。私自身は散々練習して対策しました。特に輪作りは苦手だったのでとにかく作りました。
全国各地で行われている講習会で技能試験対策が行われますから受けてください。不器用なので時間の短縮、正確な作業を行うためにはだれかに見てもらう、聞ける環境は大切です。また、同じ受講生にいろいろと質問して学べることは学んでください。
後は自分で練習するのが一番です。通信教育の技能試験は受けてもいいです。とにかく練習して人から吸収できることを吸収して少しでも作業を早く進められるようにしましょう。
仕事で電気工事している人は?
個人差はありますが、日ごろから内線関係の電気工事されているは複線図の確認と欠陥事由をチェックして欠陥となる場合の確認だけで合格することも可能です。
実際に作ってみるべきかどうかは個人差が大きく作らずとも合格できるという人もいます。
日頃から電気工事されている人は作業量の多い課題は作ってみることがいいでしょう。作ってみることで意外と抜け落ちているところに気づけますからやってみてことは大切です。